世界中のピラミッド(20)チベット

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雪域高原の「シナ・チベット文明のピラミッド」

中国青海省海西モンゴル族チベット族自治州は、かつて吐谷渾王国の政治、経済、文化の中心地で、シルクロードの重要な拠点でもありました。

吐谷渾王国は4世紀から7世紀まで、青海一帯を支配して栄え、1500年以上の歴史を持つ古墓が数多く残されています。

1982年、考古学チームは都蘭吐蕃古墓群を発見し、その雄大で壮観な景色は人々を驚かせました。古墓の構造は独特で、これまでの中国の考古学的発見の中でも非常に稀で、学者によると、うち最大の古墓は、建設するのに1万人以上を有し、1年以上かかるとしています。

都蘭吐蕃古墓群の中で、「血渭一号墓」は考古学者に最も驚くべき発見とされ、他のすべての墓の中で、もっとも壮観な古墓だというのです。非常に独特な構造をしており、土台の部分は石壁の囲いだけで3重にもなっていて、セメント、土砂などの材料で3重も塗り重ねられています。建物の骨組みは柏の木を使っており、9階建てとなっています。その頑丈な外壁と、建物の丈夫な造りから、現地の人々はこれを「9層の妖魔塔」と呼んでいます。

1、2層から大量の副葬品や馬や牛、羊などの700以上もの動物の死骸が発掘されたため、都蘭吐蕃古墓群は吐谷渾の歴史、文化、習慣などを知るのに最適な遺跡とされ、高度な文化的価値があります。

(つづく)

――正見ネットより転載
(作者・意文/翻訳編集・天野秀)