レストランで赤ちゃんが窒息し危ない状況に、見知らぬ男性が助ける

米国サウスカロライナ州で、10ヶ月の赤ちゃん、ガブリエルちゃんがマフィンを食べたときに喉に詰まらせ、母親が背中を叩きましたが、吐き出すことができなくなりました。

ガブリエルちゃんの顔は紫色に変色し始めました。切羽詰まった状況で、母親は「誰かが助けて」と必死に助けを求めました。

その時、食事していた客の一人が駆け寄り、ガブリエルちゃんにハイムリック法(上気道の異物詰まりを腹圧で解消する方法)を施しましたが、効果がありませんでした。

「赤ちゃんは死んでしまうかと思いました」と母親は言いました。

そのとき、レストランにいたメジャー・ヒラードという男性がすぐに立ち上がり、ライフバックという気道吸引装置を取りに車まで走って行きました。

ヒラードさんは、この装置をガブリエルちゃんの口に被せ、気道に詰まった食物を吸い出そうとしました。そして何度目かの挑戦で奇跡的に息を吹き返しました。

「最後の吸引をしたとき、赤ちゃんはすぐに目が開き、呼吸を始めたのです」

ヒラード氏は、このライフバックは5年ほど車に置いていましたが、使用したのは今回が初めてだったようです。

ライフバック会社は、この救命具があるとしても、万が一に備えてハイムリック救急法や心肺蘇生法(CPR)の習得を勧めています。

(翻訳・單歆)