認知症は救えるのか?(2)  症状が現れたら調べてみるべき7つの原因

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もし、あなたやあなたの家族が認知力を失い始め、認知症アルツハイマー病であると医師が考えたらどうしたらよいのだろうか?カリフォルニア大学ロサンゼルス校のこのプロジェクトでは、認知症はさまざまな要因で起こるが、その多くは元に戻すことができると考えている。

米国の認知症ケア団体「シャープアゲイン」は、認知症やアルツハイマー病と診断された人は、次のような原因がないか調べてみることを提案している。 

1.栄養の偏りや欠乏
オメガ3、ビタミンB12、ビタミンC、マグネシウム、セレン、プロバイオティクスなどの栄養素が頻繁に欠乏すると、アルツハイマー病や認知症と同じような症状が出ることがある。これらの症状は地中海式のバランスの取れた食事を心がけることで、認知機能の低下を遅らせ、アルツハイマー病のリスクを軽減することができる。

ビタミンDの欠乏がアルツハイマー病と関連する研究は数多くあり、また、ビタミンB9のレベルが低いと認知機能の低下につながる可能性が指摘されている。ココナッツオイルはアルツハイマー病を緩和することができ、またウコンには少量で記憶力を高める効果があると言われている。

2.人工着色料、香料、甘味料の影響
人工的な添加物であれば、認知症に関連する症状を引き起こす可能性がある。人工甘味料であるアスパルテームは、認知機能を低下させ、記憶喪失を引き起こすことが複数の研究により明らかにされている。

3.医療用医薬品の副作用
特に鎮痛剤や精神疾患の治療薬など、多くの薬に認知障害の副作用があることが指摘されている。
例えばスタチンは認知機能に大きなダメージを与える可能性がある。カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究によると、スタチンの服用を中止した患者の90%が、服用を中止してから数週間以内に認知能力が改善された。 別の研究では、睡眠薬のアンビエンが認知症のリスクを高めることが示されている。

4.炎症
炎症は、体が特定の毒素や細菌を排除するために起こすもので、歯の根管の神経の炎症から尿路感染症まで、さまざまな形で起こる。精神疾患は神経細胞の炎症の現れであることが、多くの研究で明らかにされている。

5.ストレスと不活性
ストレスはコルチゾール値を上昇させ、炎症を引き起こし、ホルモンバランスの乱れ、認知障害、高血糖、高血圧、傷の治りが遅くなり、病気にかかりやすくなるなど、さまざまな問題を引き起こす。

また 体の回復機構は、リンパ液や血液などの体液のスムーズな循環に依存しており、運動は重要な役割を担っている。運動不足は体全体のシステムに負担をかけ、体の自己回復メカニズムにあらゆるレベルで影響を及ぼす。

65歳未満の認知症の診断のうち41%が誤診であり、そのほとんどがうつ病やアルコール依存症の人であるという研究結果も出ている。

6.甲状腺などのホルモンのバランスの崩れ
甲状腺ホルモンT3値が低すぎるために、アルツハイマー病や認知症と誤診される人が実は多い。しかし、標準的な甲状腺検査では、T3値は完全に無視される。老人ホームに入所する人の10%~15%は、T3値の低下による症状で入所すると言われている。

7.水銀をはじめとする重金属汚染
歯科医院で使われている銀のアマルガムの詰め物は、50%が水銀だ。この成分は不安定で、脳神経に接触しなくても血液脳関門を通過して神経細胞を損傷する排出物を放出する可能性がある。これらの詰め物を取り除くか、何らかの保護を加えることが推奨される。

「GMI リサーチグループ」(GreenMedInfo Research Group)は、今日最も重要な健康・環境問題の研究に取り組んでおり、特に環境衛生に重点を置き、人間の健康状態が周囲の環境の状態を直接反映する多くの方法について深く探求することに重点を置いている。

(翻訳・里見雨禾)