年代別 あなたの認知能力を維持するには(2)

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脳の認知機能の低下を防ぐことは、誰でも100%コントロールできるわけではありませんが、一貫した毎日の習慣によって、長い期間にわたってあなたの脳を鋭敏に保つことができます。最も重要なことは、これらの良い習慣を実施するのに早すぎたり遅すぎたりすることは決してないということです。

この記事では年代別に良い方法をご紹介しています。前回の20代、30代の続きで、今回は50代以降です。
 

50代から60代まで

この年齢層の人々は早発性アルツハイマー病になる可能性があるため、その最大の兆候は記憶喪失であることに注意することが重要です。

「50代と60代以降では、脳の中の記憶に関与する部分、海馬を保護および発達させるために、できる限りのことをすることが重要です」とディアスサントス博士は述べています。

彼女は新しい言語であれ、楽器であれ、脳細胞を活発に保つ身体活動であれ、この年齢の人々に新しいことに挑戦し続けるようアドバイスしています。

新しい言語を学ぶには広範な神経ネットワークを使用する必要があり、脳の神経可塑性を再編成するための強力なツールとなる可能性があります。2019年の科学的研究によると、59〜79歳の人が新しい言語を4か月間学ぶと、神経可塑性(シナプス接続を形成および再編成する脳の能力)が高まり、全体的な認知能力が向上することがわかりました。

 

認知症の症状はしばしば中年に現れ始めます。アルツハイマーと記憶の関係を理解することは、認知症の早期警告に役立ちます。(Shutterstock)

 

70代以降

これまでのところ、栄養豊富な食品の摂取、十分な睡眠の確保、ストレスの管理、認知症の兆候の監視、新しいスキルの習得などを含む、上記のディアスサントス博士のアドバイスはすべて、70歳以上の人々に当てはまります。

彼女は、これらの70代以降の人々がこのパンデミックの間、もし直接人に会うことが心配ならば、興味のあるオンラインクラブに参加したり、また毎日家族や友人に電話するための時間を確保し、人間関係や社会的な絆を保つことを強く呼びかけています。

 

加齢に伴い、脳は老化したり、神経病理学的な変化を起こしますが、心の声を聴くことで脳の衰えを遅らせることができます。(Shutterstock)

 

ハーバード大学の研究 カラフルな果物と野菜をもっと食べると、認知機能の低下を防ぐ

2021年7月28日にハーバード大学によって発表された神経学の研究は、フラボノイドが人間の脳細胞を保護し、さらには脳を活性化して、短期間に思考をより機敏にすることができることを示しています。

フラボノイドは世界で最も強力な抗酸化物質の1つとして認識されており、体に簡単に吸収されます。この天然食品化合物はイチゴ、ブルーベリー、オレンジ、リンゴ、バナナ、グレープフルーツ、セロリ、コショウなどの野菜や果物によく見られます。フラボノイドは果物や野菜に明るい色を与えるだけでなく、健康にも有益であり、脳の酸化ストレスを軽減し、認知機能の低下を効果的に防ぎ、認知症のリスクを軽減します。

 

イチゴやオレンジなどのフラボノイドが豊富な食品は認知機能の低下を遅らせるのに役立つ可能性があります。(Shutterstock)

 

(翻訳・郡山雨来)

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