気になる血糖値 何を食べれば下がるのか?(1)

砂糖の量を減らせば健康になる。このことは、ケトン食、ビーガン料理、低GI食品などの自然食と伝統的なアメリカの食事を比較した研究で、何度も証明されています。

「自然食品を多く食べると、糖分の摂取量が減り、血糖値が健康的になり、糖尿病や心臓病、炎症の発生を抑えることができる」ととてもシンプルです。
 

糖尿病の回復 唯一の問題点

しかし一方で、血糖値を改善するのは簡単ではありません。血糖値が正常に戻るまでには、植物性食品だけの食生活を数カ月間続ける必要があります。この時期は、自分も体も慣れるまで大変です。

加工食品から植物性の自然食への急激な変化は、体にとって衝撃的なことです。食生活の変化に対して、体の適応力も大きく変わってきます。

加工食品に反応して、細胞はインスリン(エネルギーを貯蔵するために糖を細胞に送り込むホルモン)に対する抵抗力が強くなります。加工食品の摂取が続くと、細胞のインスリンに対する抵抗性が高まり続け、血糖値が高くなり、インスリン抵抗性が高くなるという悪循環です。その結果、慢性的な炎症、脂肪の蓄積、視力低下、腎臓病、神経障害などを引き起こすのです。

天然の植物性食品に含まれる食物繊維、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質がなければ、砂糖を日常的に摂取した場合、人の細胞は過負荷に陥ります。

毒素は細胞が死ぬまで蓄積され続けます。もし、インスリンに対する抵抗力がついていなければ、細胞は糖に圧倒され続け、寿命は大きく縮まってしまうでしょう。しかし、植物性の自然食品を摂取していれば、細胞がインスリンと戦う必要がなく、命を守ることができるのです。

例えば、リンゴを食べるのとリンゴジュースを飲むのを比べてみましょう。有機りんごを丸ごと1個食べると、血糖値がゆるやかに上昇し、細胞に栄養が行き渡ります。これは、食物繊維が糖分の吸収を遅らせ、リンゴに含まれる抗酸化物質、酵素、ビタミン、ミネラルがすべて、細胞が糖分を効果的に利用するのを助けるからです。これはすべて、糖が体に害を及ぼす可能性がある前に行われることです。

しかし、代わりにリンゴジュースを飲むとどうなるのでしょうか?その過程で食物繊維、ビタミン、ミネラル、酵素、抗酸化物質がほとんど取り除かれるため、血糖値はさらに上昇します。

つまり、ジュースやビスケットなどの加工食品ではなく、植物性の自然食品を多く摂ることが、健康増進のための最善の策ということになります。しかし、すぐに血糖値を改善することを目的とするのであれば、以下の10種類の食品を食すのが良いでしょう。

(つづく)

(翻訳・香原咲)