「大腸がんリスクの9割は食物にあり」予防に役立つ食品20種を紹介

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「薬食同源」と言うように、適切な食物をとることは、あなたの健康を守る最良の薬になります。

米国立がん研究所(NCI)によると、大腸がんは米国のがん関連死亡原因の第2位であり、「その主な危険因子は西洋スタイルの飲食にある」と指摘しています。

また、栄養学の専門誌に発表された研究では、「大腸がんの要因として、症例の50~90%が食物に関係している」と指摘しています。

そこで、大腸がん予防に役立つ20種類の食品を、以下にご紹介します。
 

1、ナッツ

36件の観察研究のメタアナリシス(複数の研究による総合的考察)では、ナッツを最も多く食べているグループは、ナッツを最も食べていないグループと比べて、大腸がんのリスクが24%低いことがわかりました。

2、緑の葉野菜

ブロッコリーには、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
1日のマグネシウム摂取量が50mg増えると、大腸がんは7%減少すると言われています。

マグネシウムの良好な供給源としては、ブロッコリーを含む緑の葉野菜のほか、ココア、昆布、レンズ豆などの豆類、全粒穀物、アーモンド、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、ゴマ、アボカドなどがあります。

3、プルーン(セイヨウスモモ)

テキサス農工大学とノースカロライナ大学の研究者は、プルーンを含む食事が腸内細菌叢を改善することを示しました。

研究者は、プルーンが結腸全体で有益な細菌の滞留を促進することにより、前がん病変の発生率を低下させるのではないかと考えています。彼らは「定期的にプルーンを食べることは、大腸がんリスクを減らすのに役立つ可能性がある」と提唱しています。

テキサス農工大学とノースカロライナ大学の研究者たちは、プルーンを含む食事が腸内細菌叢を改善することを示しました。(Shutterstock)

 

4、ウコン

ウコンに含まれるクルクミンは、強力な抗がん栄養素です。研究によると、クルクミンは大腸がん細胞のプログラム細胞死を効果的に誘導できると言います。

専門誌に掲載された研究でも、クルクミンが大腸がんの治療、特に通常の化学療法に抵抗性を有する腫瘍について、潜在的な治療力を発揮する可能性があると言います。

 

5、パイナップル

パイナップルに含まれるプロテアーゼは、主にパイナップルの中心部分に存在する消化酵素です。

オーストラリアの研究によると、パイナップルプロテアーゼは、化学抗がん剤であるフルオロウラシルよりも、その治療効果において優れている可能性が示されています。

 

6、キムチ

韓国の伝統的な発酵食品であるキムチは、プロバイオティクスが含まれていて、大腸がんの予防に役立ちます。

韓国の研究者は、キムチの抗がん効果について、主にがん細胞のアポトーシス(細胞の死)を促し、炎症を抑制することによると考えています。

7、緑茶

カテキンは緑茶に含まれる強力な抗酸化物質です。

8、パセリ

アピゲニンはパセリ、アーティチョーク、セロリなどに含まれるフラボノイドで、大腸がんの予防と治療にも有効であると考えられています。

その他、同様の効果がある食材としては、ローズマリー、オレガノ、バジル、コリアンダー、カモミール、クローブなどがあります。

9、ブドウ

ブドウは、抗酸化作用をもつポリフェノールの一種であるレスベラトロールを多く含む果物で、大腸がんの発症リスクを低下させます。

研究によると、レスベラトロールは大腸がんが活性化するシグナル伝達の85%以上を抑制すると言います。

研究者は「1日に150~450gのブドウを摂取すると、大腸がんの発生を促進する遺伝子変異のリスクを軽減できる可能性がある」と考えています。ブドウを毎日食べることは、大腸がんの予防に役立つかもしれません。

ブドウを毎日食べることは、大腸がんの予防に役立つかもしれません。(shutterstock)

 

10、クロタネソウ(黒種草)

細胞研究および動物実験によると、「クロタネソウの種子からの抽出物には、大腸がんに対して顕著な抑制作用があると考えられる」と言います。

そのほか、大腸がんの予防に役立つ食品を10種、以下に列挙します。
 

11、日本の味噌

日本の研究によると、180日間発酵させた味噌が大腸がんの予防に役立つ可能性があると言います。

12、ハチミツ

ハチミツに含まれるコーヒー酸(カフェイン酸)が、大腸がん細胞の成長を抑制します。

13、トウガラシ

トウガラシに含まれるカプサイシンが、大腸がんの細胞研究および動物実験の研究のなかで、腫瘤の活性を抑制する作用があることが発見されています。

14、リンゴ

リンゴにはペクチンが豊富に含まれています。日本の富山医科大学の研究によると、リンゴのペクチンは大腸がんの腫瘍の数量を減少させることが分かりました。

15、オリーブ油

オリーブ油に含まれるポリフェノールは、大腸がん細胞の成長を抑制します。

16、ウーロン茶

ウーロン茶に含まれる特有のフラボノイドは抗炎症、腫瘤の抑制に有効であり、大腸がん細胞の成長を抑えます。

17、ウィートグラス(Wheatgras)

ウィートグラス抽出物は、大腸がん細胞のプログラム細胞死を誘導します。

18、ザクロ

動物研究によると、ザクロ種子の油は大腸がんを抑制すると言います。

19、チャーガ(白樺茸)

チャーガ(和名カバノアナタケ)は、大腸がん細胞に対して腫瘍抑制効果を示します。

20、紅麴(べにこうじ)

紅麴は、モナスカスと呼ばれる紅色の色素をもつ紅麹カビを蒸し米に増殖させた麹で、大腸がんの発生を抑えます。

(翻訳編集・鳥飼聡)