リモートでもしっかり仕事 理想のホームオフィスを実現する7つのヒント(1)

今、在宅で仕事をする人が増えています。 米国のシンクタンクであるピュー・リサーチ・センターによると、2022年には約59%の人がリモートワークを選択し、そのほとんどが疫病流行がない場合でもこのワークモデルを希望すると答えています。

在宅勤務のメリットは山ほどあります。 わざわざ通勤する必要がないので、時間の無駄が省けるばかりか、車通勤の人にとっては安全面の問題も避けられます。自宅で仕事をすれば、携帯電話を見ている注意散漫なドライバーに悩まされることもないし、運転しながら渋滞に巻き込まれる心配もありません。 在宅勤務者の多くは、仕事と私生活のバランスが良いようです。

また場所を選ぶこともなく、世界中で働くことができ、あちこちに旅行に行く機会も増えます。 もちろん、自宅で仕事をするだけでも、メリットはあります。 シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスとメキシコ自治工科大学が2021年に行った調査によると、在宅勤務者のうち40%の人が、在宅勤務のときの方が効率が良いという結果が出ました。

仕事のパフォーマンスを確保するためには、家庭内で快適で働きやすい環境を整えることが重要です。 夕食をとったり、テレビを見たりする部屋に仕事場があると、気が散ってしまいがちです。 理想的な「ホームオフィス」は、家族と空間を共有せず、プライバシーを確保することが肝要です。

ここでは、理想のホームオフィスを実現する7つの方法をご紹介します。

 

1.カレンダーアプリを利用する

家事と仕事をごちゃまぜにしている人は少なくありません。 24時間365日、自宅で仕事をしている人は、カレンダーアプリで何かをする時間を決めておくと、仕事を間違えずにすみます。 例えば、クライアントや同僚と打合せをする時間を決めておけば、あとは座って仕事に集中する時間や、そして学校帰りに子供を迎えに行く時間なども設定できます。

カレンダーアプリには多くの便利な機能があり、ほとんどの場合、イベントの日時を予定するカレンダーが搭載されています。カレンダーアプリは機能の数やユーザー数などによって、費用も無料や月額など様々です。

2.人間工学に基づいた家具を使用する

座り心地が悪かったり、グラグラする椅子では、気が散ります。 またソファーチェアや固いキッチンチェアに座ると、座る姿勢が悪くなり、腰痛の原因にもなります。 人間工学に基づいた椅子を使用すれば、長時間快適に座れるため仕事効率を高めます。

ホームオフィスには、プロ仕様のオフィスチェアを置くとよいでしょう。 クライアントと打合せをするのであれば、椅子をいくつか置いたり、ソファのセットを置くと良いでしょう。

部屋のスペースが狭いけれども、移動するためのスペースも確保したい場合は、調節可能な伸縮式デスクをお勧めします。一日中座っていたり立っているのはよくありません。定期的に体勢を変えるだけでも良いでしょう。カレンダーアプリを使って、1〜2時間ごとにリマインドし立ち上がって体を動かすと良いでしょう。

椅子の高さを調節できない場合は、机に近づきすぎず、足が伸ばせるようテーブルと椅子の間隔を空けてください。机が低すぎて太ももを圧迫するようであれば、上に調整しましょう。 タイピングが少し苦手な方は、デスクを低めに調整しましょう。

3.屋内照明の改善

オフィスの照明は、仕事効率に大きな影響を与えます。 自然光も人工光も気分を高揚させる効果がありますが、光量不足は目に有害で、疲労や頭痛、さらには憂鬱の原因にもなりえます。

ホームオフィスを設置する際は、まず部屋の自然光の状態を確認し、テーブルや椅子を光の当たりやすい位置に置き、足りない分はランプを追加して補います。
光でパソコンの画面がまぶしくならないように注意してください。 強い光源はランプシェードで遮光し、明るくしたい場所にはデスクランプを使用しましょう。

(つづく)

(翻訳・李明月)
 

呉約翰