重曹の驚くべき4つの効果 (2)

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(前稿よりつづく)

重曹炭酸水素ナトリウム)は、風邪、インフルエンザ、胃痛、放射線障害、化学物質や重金属の中毒、口腔衛生など数え切れないほどの用途によく使われています。医薬品としての重曹の4つの効果をご紹介します。

2.胃酸過多の改善

アーム&ハマーの重曹を摂取する場合、最良の結果を得るために守るべきことがいくつかあります。『薬学・薬理学・治療学』という本には、重曹を投与した場合、その時の胃の内容物の状態によって、胃へのアルカリ性作用が異なることが明確に記されています。

・食べ物がすでに消化されて安静状態であれば、重曹が粘液を溶かすだけで、あとは血液が重曹を吸収して自らのアルカリ度を高めることになるのです。

・消化段階であれば、胃液の分泌を抑え、塩酸の一部を中和し、中和に伴って腸内で発生する二酸化炭素を放出し、塩化ナトリウムとして体内に吸収されます。

・体内で発酵や「胃酸過多」が起こっている場合、重曹は有機酸を中和し、時に閉じている幽門(胃と小腸の境目)を開き、鼓腸(腸内にガスが溜まった状態)を解消することができます。

・過度の胃酸過多や発酵が続く場合は、食事の1時間前に服用すると、食物を消化する準備ができます。食事の開始時にすでに体が異常な酸性またはアルカリ性になっている場合は、食後すぐに服用します(一般的な人は食後1時間半に服用すると良いでしょう)。

・就寝前に服用すると翌朝の胃酸を抑え、早朝に服用すると朝食前に胃酸と粘液を取り除くことができます。

重曹に関する多くの医学文献の中で、特に注目したいのは胃酸の問題です。重曹は、古くから胃痛を一時的に和らげるための制酸剤として使われており、必ずしもベストな方法とは言えませんが、即効性はあります。

米国食品医薬品局では、経口用の重曹を「GRAS(一般に安全であると認められる)」として分類しており、全米のスーパーマーケットで購入でき、パッケージには経口用と表示されています。一般的に安全性が高いとされている食品であり、使用時にはちょっと気を付けるだけで大丈夫です。

重曹は人体への安全性が高いため、乳幼児でも使用することができます。実際、フェンネル、しょうが、少量の重曹は、幼児の疝痛、胃痛、しゃっくり、ガス、歯の洗浄などのために、ヨーロッパの伝統的な薬の調合に何世紀も前から使用されてきました。

3.放射線障害の低減

重炭酸塩の特性は、私たちに深層的保護作用をもたらすとともに、緩衝作用や中和作用をもたらし、体が放射線を受けたときに腎臓や他の組織を保護するために利用することができるのです。世界はウランや水銀を過剰に摂取しているので、重炭酸塩の重要性はさらに増しています。多くの原子力発電所が人間の手によって建設され、日本の福島原発事故による放射能漏れは、無慈悲にも世界中に影響を与えました。子どもは弱い存在であり、大人の保護が必要であるため、親はこの点に注意する必要があります。

人体がウラン化学物質にさらされると、一連の腎臓障害が引き起こされることは科学的に証明されており、重曹の経口摂取には解毒・浄化作用があることが分かっています。実際、重金属や化学療法などの有害化学物質(低用量でも致死量となる)にも重炭酸塩が同じ効果を発揮します。

人類は第一次湾岸戦争で劣化ウラン兵器を使い始め、アメリカは酸化ウランで世界を汚染しています。このことを証言する医師がどんどん増えてきています。半減期が数十億年と長いので、できるだけ早く腎臓からこれらの毒を排出させ、体を浄化するのが一番です。

クリングハルト(Klinghardt)博士は、体内の毒素の蓄積と心臓病の主な原因である炎症性感染症について、「有害金属は体内の細胞を傷つけ、攻撃的な微生物は重金属環境下でしばしば増殖します。ドイツのルートヴィヒ氏(Ludwig)、ヴォル氏(Voll)、多くの参加者、そしてアメリカの大村氏(Omura)と私の研究により、微生物は体の中で最も有害金属に汚染されやすい場所を好んで選び、そこに住み着くことが明らかになりました。追跡不可能な方法で繁殖するため、体内の免疫システムで検出されず、そのため大きくなっています」と説明しています。

「体内の残留有害金属を診断・処理するためには、微生物の処理も考慮する必要があります」と提言しています。体内に重金属が残っている場所があれば、微生物が住み着いてしまい、抗生物質でもどうにもなりません。

では、重炭酸はどのような働きをするのでしょうか。重曹という重い炭酸塩は、汚れを取り除き、毒素を一掃してくれる門番のような存在です。この門番が体の組織を守り、アルカリ性の保護膜を残すことで、体の安全が保たれているのです。重曹は、医学的に言えば清掃員や警備員のようなもので、何十年も真面目に誠実に働いて、被曝したときに即座に助けてくれるのです。

重曹は非常に効果的なので、ニューメキシコ州のロスアラモス国立研究所のドン・ヨーク(Don York)氏は、重曹を使ってウランと結合させ、ウランで汚染された土壌を浄化しています。これは、重曹をウランと結合させることで、土壌からウランを分離させるものです。これまでヨーク氏は、この方法でウランに汚染された土壌サンプルを洗浄し、92%の回収率を達成しています。
(つづく)

(翻訳・井田千景)