ウクライナ人女性、愛犬の忠誠心に驚き涙する

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ロシア・ウクライナ戦争が勃発し、慌てて家を飛び出したウクライナ人女性とその家族は、愛犬を連れて行くことができませんでした。 数ヵ月後、戦争で破壊された家の様子を見に行った家族は、玄関で待っていた犬の姿に涙したそうです。

7月5日付の「The Sun」紙によると、35歳の宝石商ティドヴァ(Kateryna Tytova)さんは、もともとウクライナ北部のホステルで家族と一緒に暮らしていたそうです。 その場所に空港があるため、ロシア軍の最初の戦略目標の1つでした。

ロシア人の襲撃を恐れた一家は、9歳のシベリアンハスキー、ベリイを残して急いで逃げ出しました。 彼らにとっては、とても難しい決断でした。

ティドヴァさんと夫、2人の子どもは、ロシア軍が撤退するまでウクライナ中西部の友人宅に行き、無事に帰宅して様子を見ることができました。

ティドヴァさんが驚いたのは、家が壊滅状態であるにもかかわらず、犬のベリイは、まるで飼い主が買い物に出かけただけかのように、忠実に玄関先で帰りを待っていたことでした。

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ティドヴァさんは、ベリイが自力で戦争を生き抜いたことを奇跡だと考えています。 廃墟と化したホステルを見て涙しましたが、ベリイの生存は贈り物であり、前向きな感情を与えてくれたといいます。

ティドヴァさんは、家の崩壊状態を確認しました。 居間の壁には弾痕があり、家中にはトレイや装飾品が散らばっていました。 ロシア人が家を捜索、物色した時、これらを地面に投げ捨て、火をつけたのです。

「帰ってこれたのは嬉しいが、まだ恐怖を感じる。隣の家は全焼したが、この家は幸いまだ残っている。しかし、ドアや窓、屋根を新しくする必要がある」と彼女は言っています。

「ホステルは破壊されてしまった。お店やカフェ、銀行、薬局、郵便局もなくなり、 公園も破壊された。 食べ物や牛乳を売ってる屋台もない」と彼女は言っています。

彼女はベリイを抱きながら、「私たちはずっと戻ってきたかったんです。 ここが私たちの家なんです」と語りました。

翻訳:里見雨禾

陳俊村