【小宇宙伝説】極度の贅沢と混乱、一瞬にして滅びた古代都市ポンペイ(2)

(続き)

欲望に満ちた繁栄都市

ポンペイで最も人気があるのは、ポンペイでの贅沢な生活です。

発掘された遺跡から、古代ポンペイには完全な都市施設があったことがわかります。その水利施設は「近代的」と言えます。当時、世界で最も先進的な水利施設を持っていました。供水システムは都市中に普及し、水洗トイレまで整備され、生活の汚水や糞便を排出する設備がそろっていました。汚水は太いセラミック製の下水道から町の外の特定の処理施設まで排出されていました。

街の通りは真っ直ぐ、かつ平坦で、通りのデザインは人と車の車線を分けることをコンセプトに設計されています。市内には大きなアリーナ、多くの野外劇場、3つの大浴場、100を超えるレストラン、バー、多くの売春宿がありました。

ポンペイの人々は豊かな生活を送っていましたが、当時、快楽、傲慢、欲望の支配が社会のあらゆるレベルに浸透し始めていました。

ポンペイの人々は食べることと飲むことに非常にこだわっていました。多くのポンペイの人々にとって食べ物を楽しむことはまるで人生のすべてのように、無限のレベルに達していました。

メニューには、 鳩の舌、 スペイン海から輸入されたナイチンゲール(鳥)の肝臓が含まれます。北アフリカのウニ、北アフリカのキリン、地中海のフラミンゴなど、食べられないものはほとんどありません。人食いのウツボはおいしいと考え、屠殺したばかりの奴隷をウツボに与えていました。

当時、横になって食べることは一種のステータスでした。 金持ちは皆クッション付きの大理石のソファに横になり、片方の肘をその上に置いて横になった姿勢で食事をしました。子供や身分の低い人々は座って食べました。奴隷と使用人がそばに立って待っていました。

夕食時の饗宴は通常、午後4時に始まり、あらゆる種類の乱交やゲームが混在する真夜中まで終わりません。金持ちは毎日ごちそうを食べ、毎晩楽しみます。金持ちは富を示すために、食べたものをすべて食べながら投げ捨てていました。いくら貴重な食べ物でも数回噛んだ後、地面に投げ、ブドウも数粒食べたら地面に投げる。食事を投げ捨ててロスすることが金持ちの楽しみの一つでした。

人々は食欲を満たすために食べ過ぎたり、山の幸や海の幸をたえず食べたり、疲れて食べきれなくなったら、吐き気を催させてまた食べるという工夫が当時の流行でした。

繁華街にあるお店は、飲食店を除くと、売春宿や銭湯がほとんどでした。当時最大の娼館にはさらに29の部屋があり、各部屋のドアにはエロティックな写真が飾られていました。多くの考古学者は、見苦しいほど多数のポルノ遺物が発掘されたため、同じ人間として困惑と恥ずかしさを感じたといいます。

(つづく) 

(翻訳編集:郡山雨来)