元ホワイトハウス高官、UFO目撃談を語り、調査促す

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「友人と2回にわたって未確認飛行物体(UFO)を目撃しました。 しかし、今さらながら、UFOの存在は究明されないどころか、実は否定されているのです 」国防総省ホワイトハウスの元高官であるダグラス・マッキノン(Douglas MacKinnon)氏は、5月28日のザ・ヒル紙で、これらの説明のつかない謎を調査しなければ「失格」であるとペンタゴン(米国防総省の本庁)に呼びかけました。

 マッキノン氏が11歳の頃、ニューハンプシャー州のニューボストンという小さな町に住んでいました。 真夏に友人と二人で食料品店に立ち寄り、ソーダを2本買って、ミーティングハウス・ヒルロードを歩いて帰った時のことでした。

 「突然、上空に真っ白な葉巻型の物体が音もなく、雲ひとつない澄み切った青空を飛んでいきました。友人と私はとても驚き、顔を見合わせ、それから数百メートルしか離れていない自宅に走って戻り、家族にそのことを伝えました」とマッキノン氏は述べています。

 それから、大人たちは2人の子どもたちの後を追って目撃場所に向かいました。すると、阿吽の呼吸が合ったように、その奇妙な物体が再び空を横切りました。しかし、今回は数機の空軍戦闘機に追われ、「不可能と思われる速度まで加速」してしまいました。

 たまたまニューボストンに空軍の追跡基地があり(現在は宇宙軍の一部)、そこから約60マイル離れたところに当時のピース空軍基地があったのです。 そこで、マッキノン氏の父親は両方に電話をかけましたが、「この地域には空軍の戦闘機はない、空想の産物に違いない」とはっきり言われたそうです。

 マッキノン氏は、自分が見たものを否定されたようで、悔しい思いをしていました。 2日後、マッキノン氏は偵察を決行し、空軍の追跡所まで5キロ歩いて行き、フェンスの下に小さなトンネルを掘って、施設に侵入しました。 しかし、エリア51(アメリカ空軍ネリス試験訓練場内の一地区)らしきものは見つからず、悔しい思いをして帰ってきました。 この事件(ロズウェル事件)はすぐに収束しました。

 しかし5月17日、議会の公聴会で、UFOとの遭遇の記憶がよみがえったのです。

マッキノン氏、政府とメディアに真相究明を呼びかけ

5月17日、米国議会は50年ぶりにUFOに関する公聴会を開催しました。 しかし、現在ではUFOは「未確認飛行現象」(unidentified aerial phenomena、UAP)と改名されています。 公聴会は、民主党のアンドレ・カーソン(Andre Carson)氏が率いる下院テロ対策・防諜・拡散防止小委員会によって開催されました。

 カーソン氏は、「あまりにも長い間、UAPにまつわる汚名が、優れた情報分析を妨げてきた」と、潜在的な脅威を無視した国防総省(DOD)の姿勢を真っ向から非難したのです。「パイロットは報告を避けるか、報告しても馬鹿にされる」。

 カーソン氏は、国防総省の職員が問題に直面するのを恐れ、報告しなかったといいます。

「今日、私たちは、彼らが実在することをよく知っています。彼らは調査される必要があり、多くの脅威が存在します」

 マッキノン氏は、カーソン氏がこの問題を提起したことは、これ以上ないほど正しいことであり、賞賛されるべきことだと述べました。UAPが外国の最新兵器システムであろうと、もっと複雑なものであろうと、存在しないふりをし続けるには、あまりにも多くの目撃例があり、信頼できる目撃者が多すぎます。

 「これから先、この目撃情報を見て見ぬふりをするのは、無責任であるばかりか、職務怠慢である」

 その日、ペンタゴンの情報機関の高官たちがテーブルを挟んで座っていました。カーソン氏は、UAPの目撃は「国家安全保障上の潜在的脅威であり、対処する必要がある」と伝えました。 国防総省のロナルド・モートリー(Ronald Moultrie)情報・安全保障担当副長官とスコット・ブレイ(Scott Bray)海軍情報部副部長も、同議員の意見に同意しました。

 国防総省の両幹部は、新設された空中物体識別管理同期化グループの作業を監督しています。

 昨年、国家情報長官室(DNI)が、過去15年間に少なくとも144件の信頼できるが説明のつかないUAPの目撃例があったと報告したことを受けて、このチームが作られたのです。その過程で、目撃者から未確認物体の「異常な運動パターンや飛行特性」が報告されました。

 公聴会でブレイは、2つのUFOのビデオクリップをパネルに見せました。 一つは、軍用機のコックピットの窓の前を球状の光る物体が通過していく様子を映したものです。

(動画はこちら)
 

 「この物体が何であるかは説明できない」情報委員会の委員長であるアダム・シフ下院議員に話を聞いていたとき、ブレイ氏は、この映像についてこう言いました。

 マッキノン氏はまた同じ質問をしました。これらの空中現象は、外国の高度な航空機なのか、未知の兵器システムなのか、それとも他の何かなのか。ペンタゴンには、それをいち早く見つけ出す責任があったのです。

 この日の公聴会の後も、委員会は議員たちと協力して、モートリー氏とブレイ氏から極秘のブリーフィングを受けたが、一般には公開されないままでした。

 マッキノン氏はまた、メディアに対して、このような記事を報道しても、漫画で読者に「こんな馬鹿げたことを報道しなければならないかもしれないが、我々が冗談を言っていることは分かっているはずだ」と示唆するだけというこれまでのやり方をやめ、行動を起こすよう呼びかけました。  

 「真のジャーナリズムに立ち返り、政府が真実を知るための手助けを始めよう 」元ペンタゴン、ホワイトハウス元高官はメディアにこう語りました。

李言