インフレの今だから知ってほしい マーケティング戦術に打ち勝つ12のヒント(1)

物価が急騰する中、ある人々は買い物習慣を変え、より少ないお金で買い物を済まそうとしています。しかし、その一方で、スーパーマーケットは、様々なマーケティング戦術を用いて、人々を誘惑しています。特に、現在の深刻なインフレ状況に直面して、スーパーマーケットがどのように誘惑しているかを理解し、同時に買い物時のお金の節約方法を学ぶ必要があります。

マーケティング戦術に惑わされないヒント

1. レイアウトがキーポイント

スーパーマーケットのレイアウトは、より多くの商品を手に取ってもらえるように作られています。例えば、 レジ近くにチョコレートやガムなどが置いてあって買いたくなるという経験をしたことありませんか。そのようにして、 一部のスーパーマーケットは、お菓子、ミント、電池、雑誌などの高収益の商品をレジに置き、購入するよう促しています。 このトリックは、特に子供たちがターゲットです。

2. 基本的な商品は、通常、隅にあります

一部のスーパーマーケットでは、牛乳、卵、パンなどの生活必需品を入口から遠くに置いています。 つまり、顧客は牛乳やパンを見つける前に、特別価格、割引品、その他の魅力的なアイテムでいっぱいの無数の棚を通過します。

また、一部のスーパーマーケットは、生活必需品をあらゆるところに置いています。よくあるのは、卵の場所が分かりづらく、卵を見つけるために、スーパーマーケット全体を通過することです。スーパーマーケットで過ごす時間が長いほど、より多くのお金がかかります。

3. 割引商品は棚の両端にあります

割引商品や限定品などは、通常、棚の端に配置され、見やすい場所にあります。

4. 目を引くものは店舗入口にあります

ほとんどのスーパーマーケットでは、花や焼きたてのパンなどが入口近くに並んでいます。 この方法では、ショッピングカートが空であったり、視覚、嗅覚からの誘惑が強かったりすることで我々はそれらを購入する欲が強くなります。 また、花の香りや焼きたてのパンの匂いは、私たちの唾液腺を活性化し、衝動的に買ってしまう原因となり得るのです。

5. 最も売りたいものは右側にあります

おそらく、私たちは気づいていませんが、スーパーマーケット側は、メイン通路やショーケースの右側に最も販売したいものを配置しています。ほとんどの人の利き手は右手なので、より手の届きやすい右側に最も販売したい、より収益性の高い商品を配置しているのです。

6.視線に合わせた商品配置

私たちの最も快適な視線の位置は1.5メートルから1.7メートルの間です。スーパーマーケットで買い物をするときに最初に見るのも、この高さの商品です。 店側は、それを知っているので、より高い利益または期限切れの製品をこの位置に置くことで簡単に手に取ってもらうことが可能なのです。逆に、お手頃商品は棚の一番下にあることが多いです。一方、お菓子やシリアルなどは、子供の目線に合わせて低い場所に配置されています。

7.考えぬかれた価格設定

多くの人は皆、割引商品を好んでいます。 しかし、本当に費用対効果の高い商品を購入することができているのでしょうか。たとえば、500円で2つのケーキを購入し、各ケーキの単価が250円の場合、割引はカウントされません。しかし、ケーキの単価を300円に引き上げると、500円で2つ買えることにお得感を感じます。

(つづく)