日本が滅びるのなら

待ちに待った粉川江里子画伯とのインタビューです。

https://www.youtube.com/watch?v=P4IBEYVpErg
 

粉川さんといえば、X(旧ツイッター)で理不尽な世界に立ち向かう気迫のツイートで人気です。

組織に組みせず、正義を貫く孤高の美人と言っても言い過ぎではないでしょう。

気難しい芸術家としての女史を想像していただけに、実際にお会いしてみると、とてもチャーミングで、素敵な笑顔と緊張を和らげてくれる自然な立ち振る舞いに、心地よさを覚えました。

 


 

美大卒の彼女は、自己免疫疾患(免疫の過剰反応により自身を傷つけてしまう)とロービジョンという視覚障害(弱視)という二重苦でも油絵を描いていましたが、自己免疫疾患により、10年間も筆を折った時期があったそうです。ところが、絵画を忘れていたある日、なにげに色鉛筆で「花」を描いたら、症状が改善したと。花や動物にはそういう癒しがあるのかも知れないですね。
 

 青春の耀き

 

その日から再び画家として返り咲いたのですが、職業にしてみると顧客からの要求はまさに人物画、それも女性が好まれるという要求に、人物を描かざるをえず、人間の業を受けてしまったのか、自己免疫疾患が悪化してきたと言います。

見えないものを、感受性を高めて感じようとすれば、芸術家肌の人は他人の業とリンクしてしまうものなのかも知れないですね。

それを知ってか知らずか、法華経の写経を続けているそうです。心を落ち着かせる効果があると聞きました。さらに、疾患が酷いときには、鍼灸師にお世話になっているというのです。

その時期にちょうど、彼女の画風が力強く感じられるように、変わったのを記憶しています。

弊社もちょうど、先史時代の知恵だと思われる『黄帝内経』と、それに基づき清朝末期の名医張錫純(ちょうしゃくじゅん)の残した数千件に及ぶ治療カルテを掲載する予定だったので、さらに話が弾みました。彼女の鍼灸の先生をご紹介いただき、詳しい話を聞きたいと企画しているところです。

 

    まほろばの夢

 

戦後、神仏や目に見えない精神世界への感性を失い、原因不明の現代病に生死をもて遊ばれている日本人にとって、漢方や気功、ハリの根本原理を紹介し、それらに携わる人々を応援すれば、多くの人が心の浄化を経験し、健康を取り戻す可能性があるかも知れないですね。

そして、身をもって人々の業に向き合い、ひたすら人間を描いている画家、粉川江里子がその道を示してくれています。

 

 玉響(たまゆら)

 

記者が、彼女に注目している理由の一つに、徒党を組まないというのがあります。X(旧ツイッター)で彼女を発見した時から、彼女はいつも一人で戦っています。中国共産党(中共)の邪悪さに気づいたのは、友人の中国人やモンゴル人らが何人も行方不明、音信不通になったからだという。そこから調べ始めて、共産主義の邪悪さや、法輪功学習者への臓器収奪、ウイグル、モンゴルなどの収容所を含めた同化政策、人類史上まれにみる中共の凶悪犯罪を許せないというのです。自らがお花畑にいたことを認めているからこそ、事実を知った時の驚きと心の痛みに打ちひしがれたと話しています。
 

彼女は、毛沢東の戦術「砂をまく」を研究し、日本に希望はないと思えてきたと。知り合いの政治家から聞いて、中共の秘密警察がすでに大挙して来日し、一般人に化けて日本にいることに恐れを覚え、「背乗り(日本人の戸籍をこっそりいただいてしまう)」存在を知り、彼女は増々声を大にして彼らの脅威をツイートしてきたのです。
 

また、日本の政治家も企業家も彼らのハニートラップ、マネートラップ、権力トラップで骨抜きにされているのではないかと訴え、一般の日本人が知らぬ間にそこまで浸透工作が進んでいることに、日本の未来はないと断じています。

中国国内に支店を開設できる条件として、日本の「マスゴミ」は中共批判を一切しないという暗黙の了解があり、真実を伝えるメデイアがほとんどないのであれば、彼女がツイートで、頑張るしかないと語ってくれました。

一般的に、外国と比べてみても、今の日本はスパイ天国であり、軍事的に要衝な土地も中共に買収されているのだから、彼らの準備は深く浸透していると、彼女は締めくくりました。


 

しかし、我々は、彼女が描いた作品を通して、そんな邪悪世界を知るのではなく、生きている人間そのものを知ることができます。戦争がテーマでもなく、暴力や権力がテーマでもない。普通の女性や花や猫が描かれていますが、どこか儚げな哀しみが漂っていました。

「日本は滅びるのではないか?」

と彼女は問うのです。私はその時、一瞬言葉を失ったのですが、目の前に置いてあった彼女の画集を開いてみると、彼女の作品には、その答えがすでに描かれていました。
 

 (最新作:天華)

 

日本の問題も、ウクライナとロシア、ハマスとイスラエル、中共と台湾、世界の争いは絶えないです。それは国家の制度のせいでも、民族の違いのせいでもないのですね。左でも右でもないとしたら、人間の心の問題ではないか!? つまり個人の心の問題なのです。粉川江里子の作品には、その心を洗うなにかが現れているのではないでしょうか。

 

 

 

若いころはHG/PGに明け暮れ、中年になると、アジア各国での日系工場の立て直しに実績有り。同時に小説をプロに習い、書き始める。 エポックタイムズ掲載:「UFOと老人」、「千代能比丘尼物語」、「時間を無くした男」 アマゾン出版:「南十字星の少女戦士」など。