専門家が教える効果的な7つの習慣と改善方

朝の不安やストレスに負けるな

多くの人が朝に起きた後、焦ったり、不安や大きなストレスを感じたりすることがあります。専門家によると、朝の不安やストレスを感じる原因は生理的な要因に加えて、悪い生活習慣も一因であるとされています。さらに、人々はこれらの不良習慣を持っていても自覚していない可能性もあります。

ハフィントン・ポスト紙によると、米オレゴン大学心理学部のエリザベス・シャートクリフ教授は、「ストレスホルモン」と呼ばれるコルチゾールの分泌は午前中にピークを迎え、普通より約7パーセント増加していると指摘しました。これによって人々は目覚め、ストレスを感じるようになるのですね。

朝食を食べ、水を飲み、毎日日光を浴びるなど、健康的な習慣を持っていても、朝に不安やストレスを感じることがあります。無意識のうちに行っている行動や気づいていない不良習慣が、不安やストレスを悪化させる可能性があるのです。

朝の不安やストレスを引き起こす:
7つの習慣と改善法

1.起床と就寝の時間帯は大きく異なる

シャートクリフ教授は、起床時間が異なると、体内のコルチゾールによって脳を覚醒させるメカニズムが混乱してしまうと指摘しました。なぜなら、このメカニズムは目覚めたときに始まるのではなく、目を開ける前から始まるからです。
つまり、今日は午前5時、明日は午前8時、明後日は午前10時に起きた場合、体は適切な量のコルチゾールを分泌することはできません。

シャートクリフ教授によると、これでは体の目覚める準備ができていないため、疲れを感じてしまいます。コルチゾールの覚醒メカニズムによる保護がないため、不安を感じることになります。

起床時間が異なると、体内のコルチゾールによって脳を覚醒させるメカニズムが混乱してしまいます(8×10 / PIXTA)

2.急いで出かける

朝、目覚まし時計のスヌーズボタンを押し続けると、急いで仕事や学校に行かなければならなくなります。朝の予定をこなせずに焦ってしまうかもしれないと、米ニュージャージー州の専門コンサルタント、アンバー・ベンジガー氏は述べました。

そのような不安を抱えて1日を始めると、その後の1日が不快なものになりかねませんね。ベンジガー氏は朝慌てないように、規則正しい生活習慣を身につけるようアドバイスしています。

3.カフェインの摂りすぎ

カフェインの摂り過ぎは不安を引き起こす主要な原因の1つであり、時には緊張感をもたらすことがあります。

カフェインの摂り過ぎの定義には個人差があります。カフェインに対する耐性は人によって異なり、中にはカフェインに全く耐えられない人もいれば、1日に数杯のコーヒーを飲んでも不安を感じない人もいます。しかし、米国でもトップクラスのクリニックであるメイヨー・クリニックは、全体として、成人の1日のカフェイン推奨摂取量は400ミリグラムまでとしています。これはコーヒー約4杯分のカフェイン含有量に相当します。

ベンジガー氏によれば、無意識のうちに睡眠不足や脱水状態を対処するためにコーヒーを飲むので、無意識にカフェインを過剰に摂取してしまう可能性があります。多くの人々は、自分が必要とする睡眠や休息時間を見直す代わりに、コーヒーや栄養ドリンクに依存してしまうのです。

「カフェインは長期的な解決策にはならない」と同氏は指摘しています。これらのニーズに対処するためにカフェインを使っても、一時的な緩和にすぎず、さらなる不安を感じることになるのです。

カフェインの摂り過ぎは不安を引き起こす主要な原因の一つであり、時には緊張感をもたらすことがあります(HiroS_photo / PIXTA)

4.空腹時にコーヒーを飲む

米国の大手医療機関クリーブランド・クリニックによれば、空腹時の方がカフェインの吸収が早いから、朝食前の空腹時にコーヒーを飲むと、不安やストレスにつながる可能性があります。

5.睡眠不足

十分な睡眠をとることは、翌日の不安を和らげるのに役立つと、シャートクリフ教授は述べました。 
逆に、十分な睡眠がとれないということはつまり、体がコルチゾールを分泌して目を覚ますことはできません。午前中に無理に起きていて、午後に非常に眠くなったときに眠れない状態は、ストレスを引き起こす原因となります。その結果、夜に良く眠れないという悪循環に陥る可能性もあるのです。

「朝の不安を減らす一番の秘訣は、しっかり睡眠をとることです」

6.朝一番でニュースやメッセージをチェックする

アンバー・ベンジガー氏は、朝起きたてにすぐにSNS、トップニュース、または電子メールをチェックすると、混乱したり、朝の仕事に集中できなくなったりして、1日がうまくいかなくなる可能性があると指摘しています。

さらに、チェックするニュースが不安を引き起こす内容(多くの場合そうである)であれば、その感情はさらに悪化する可能性があります。
また、不安を誘発するようなニュース(よくあることだが)を見ていると、さらに気分が悪くなります。

朝起きたてにすぐにSNSなどをチェックすると、仕事に集中できなくなったりして、一日がうまくいかなくなる可能性があります(Ushico / PIXTA)

7.朝にネガティブな自己対話

朝早くから独り言を言ったり、ネガティブなことを考えていると、不安やストレスを感じるようになりやすいです。
ネガティブな考えが浮かんだら、一旦立ち止まって、それが1日を通してどのように不安やストレスを感じさせるかを考えてみてください。

朝のストレスを最小限に抑える方法について、シャートクリフ氏は同じ時間に起床し、就寝し、食事をするなど、「規則正しい生活習慣が、ストレスホルモンをうまく分泌させる秘訣です」と結論づけています。
 

 

 

 

陳俊村