THE EPOCH TIMES

ブルース・リーの死から43年 謎の死を解明(下)

2016年02月17日 07時00分

この記事は、ブルース・リーの死から43年 謎の死を解明(上)の続きです。

 

 午後11時、救急車はエリザベス病院に到着、救急病室の当直医師・曾広照氏は直ちにブルース・リーに緊急処置を行ったが、依然として心拍も呼吸もなく、その上瞳孔は散大し、対光反射も全くなかった。

 救急医療部の鄭宝志医師も、その夜の11時にブルース・リーを診察した時、すでに脈拍も呼吸もなく、理論上ブルース・リーはすでに死亡したことが確認されたが、彼の身分の特殊性を考慮し、アドレナリンを用いて心臓内注射を行った。11時半、全く反応がなく、マイケル医師は正式にブルース・リーの死亡証明書にサインした。

 法医学者の葉志鵬氏もブルース・リーの遺体とティンペイの家の検査結果に対してこのように説明した。ブルース・リーの左足指に輸血のために、1カ所切り傷があり、左胸に心臓内注射の応急手当時の針穴が残っていたが、それ以外の場所は、全くの無傷だった。ティンペイの家にも暴力を振るった痕や毒薬などは出てこず、他殺の可能性を否定した。

 また、葉医師はブルース・リーが映画撮影中に突然気を失ったことがあり、それが急死の前兆だったのかもしれないと補足説明をした。これらの供述を元に、死因究明の法廷はブルース・リーの死因を不明と暫定的に裁定した。

 このような結論に多くの人は納得することができず、引き続き調査が行われた。肝心なのはブルース・リーの検死報告書だった。遺体が解剖された後、肝臓、腎臓、小腸、結腸、血液、胃の中の残留物はすぐに香港現地の検査室に送られ、法医学者の林医師によって検証された。残りはオーストラリアやニュージーランドの検査室に送られた。

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