米国防長官、IS掃討に集中するよう要請 トルコ国防相と会談

[ブリュッセル 15日 ロイター] – マティス米国防長官は、トルコのジャニクリ国防相と会談し、シリアで過激派組織「イスラム国」(IS)との戦いに集中するよう要請した。国防相会談は14日、北大西洋条約機構(NATO)関連の会議の合間に実施され、米国防総省が15日、会談の内容の一部を公表した。

米・トルコ関係はシリア情勢を巡る思惑の違いから悪化している。米国がIS掃討を重視しているのに対して、シリアのクルド人が勢力を拡大し、トルコ国内でもクルド系が力を伸ばすのを警戒するトルコ政府は先月、クルド人民兵の一掃に向けシリア北西部アフリンに侵攻した。

米国防総省の発表によると、会談では、2国間の防衛活動を今後も継続するとともに、両国間の協力関係の一段の強化について合意した。

ティラーソン米国務長官も15─16日にトルコを訪問する予定。

関連記事
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国共産党の国家安全部が主導する研究機関は、AI技術とビッグデータを利用してカナダの華人議員の個人情報を密かに収集している。
米イエレン財務長官の最近の訪中は、新たな貿易戦争の予兆であるとする見方がある。イエレン氏は中国当局に対し、ダン […]
全世界の軍事費支出が9年連続で増加し、過去最高値を再び更新したことが明らかになった。スウェーデンに本部を置くシンクタンク「ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)」が22日(現地時間)に公開した報告書によると、昨年の全世界の軍事費支出規模は約2兆4400億ドル(約772兆円)に達すると集計された。