THE EPOCH TIMES
共産主義の親

実はクリスチャンだった カール・マルクス悪魔への道(上)

2018年05月13日 06時00分

世界の社会主義運動に多大なる影響を与えたドイツの思想家カール・マルクスの生誕から5月5日、200年を迎えた。共産主義体制の中国では、マルクス主義は憲法によって真理とされ、国教的な存在とされている。中国共産党は4日、北京の人民大会堂で、党員3000人が参列する式典を開催。習近平主席を含む最高指導部7人も顔をそろえた。

習近平主席は「マルクス主義を生涯かけて学習するように」と列席者に呼び掛けた。共産主義体制になった1949年以後、中国人は小学校入学の時に「共産主義のために命を捧げ、マルクス・レーニン主義、毛沢東思想に一生涯を貫く」と宣誓させられる。党員が死ぬ時は「マルクスに会いに行く」と形容され、絶命においても、この無神論の思想に束縛される。

マルクス本人は、信仰宗教を「大衆のアヘン」とののしり、無神論者と自称していたとされる。しかし、実は元は敬虔なクリスチャンであり、やがて神を憎むようになり、悪魔信仰を選んでいた。ユダヤ人牧師フォン・リチャード・ウンブランド著の『マルクスとサタン』(1986)が明らかにしている。

同書内容は中国国内でも知られることになり、衝撃を与えた。「悪魔崇拝のマルクスが作り出した共産主義は、もしかして真理ではなく、理想主義の仮面をかぶった悪魔信仰ではないか」-。共産主義を信じる人々を揺るがした。

大紀元メディアグループの中国語週刊誌「新紀元」第200期(2010年11月)は、ウンブランド牧師の著書や時代の証言者の話を引用した記事『カール・マルクス 悪魔への道』を掲載した。その抄訳を上下に分けて紹介したい。

参考:神に助け求める中国高官「マルクス主義は完全失敗」=専門家

カール・マルクス、悪魔への道(上)

アメリカ人のセルジス・リース将軍はカール・マルクスの崇拝者だった。マルクスの死後、彼は英国ロンドンへ渡り、マルクスがかつて住んでいたという家まで足を運んだ。

当時マルクスの家族はすでに引っ越しており、元女中のヘレンさんだけが残っていた。ヘレンさんはマルクスの最期の様子をこう語った。

「彼は神に対して敬虔でした。最期を迎えるころは1人で部屋に閉じこもり、頭に帯を巻いて一列に並んだロウソクに向かって祈りを捧げていました」

セルジスは自分の耳を疑った。無神論のはずのカール・マルクスが誰に祈りを捧げたのだろうか。その怪しげな宗教的儀式とはいったい何だったのだろうか。

裕福な家庭で育った少年マルクス 敬虔なクリスチャン

マルクスは、もともとクリスチャンだった。マルクスの書いた有名な文書『The Union of Believers With Christ According to John 15:1-14,Showing its Basis and Essence,its Absolute Necessity, and its Effects』で、「イエスとの一体とは、緊密かつ活発な友情に身を置き、常に目の前と心の中にイエスがいること」と記していた。

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