【紀元曙光】2020年12月28日

(前稿より続く)読者諸氏に、もう一つ、お話したいことがある。
▼小欄の筆者と金丸キャスターは日本人だが、その他の大紀元日本の人員は、ほとんどが中国出身者なのだ。中国人に囲まれている、といってよい。
▼中共の中国にあって幼少期から注入された思想はそう簡単には抜けないが、中共との精神の鎖を断ち切り「脱党」を表明することができれば、中国人が悪魔思想から解放される。その後には、完全に中共の対極に立ち、中共を許さない大紀元のスタッフにもなれるということなのだ。
▼大紀元だけではない。中国出身で、今日本にいる法輪功学習者のなかには、かつてバリバリの中共党員だった人もいる。もちろん今は違う。中共の悪魔性を知り尽くしているからこそ、彼ら、彼女らは、中共が最も恐れる存在となってこの地球上にいるのである。江沢民が「法輪功を3か月で撲滅せよ」と命じた時から、中共消滅のカウントダウンが始まったと言ってもよい。
▼筆者は、日本人がもつ「中国人」という概念の幅を、もう少し広くしていただきたいと願っている。中共スパイは論外だが、「中国人は全てダメ」と電流がショートするような思考は日本人自身にとっても決して良いとは思えない。中共消滅後の、荒廃した中国を正常に再建させ得るのは、大淘汰を生き残った中国人以外にないからだ。
▼先日来から読者各位へお届けしている弊社の新聞も、中国人スタッフの奮闘によって版面作成された。日本人も、中国人も、そこにいる。政治課題としての移民受け入れの是非ではなく、小欄が考えたかったのは、思考の出発点についてである。(2回了)