レバノンのイスラム系シーア派民兵組織ヒズボラの指導者ナスララ師は、ヒズボラが拘束したイスラエル兵とアラブ人囚人との交換に関するイスラエルとの交渉にイタリアが役割を果たそうとしている、と指摘した。イタリアの上院議員によると、今週にも協議が始まる可能性があるという。
ナスララ師は、27日放送のテレビインタビューで「最近、交渉に向けて接触し始めた。イタリアが関与しようとしている。国連も関心を持っており、交渉はベリ・レバノン国会議長を通じて行われるだろう」と語った。
ヒズボラは、7月12日以降イスラエル兵2人を拘束、イスラエルで収監されている数千人のアラブ人の一部との交換を求めている。
これをきっかけに始まった1カ月余りにわたる戦闘で、1300人以上が死亡、その大半をレバノンの民間人が占める。
ナスララ師は、イスラエルの攻撃はまったく想定外と指摘。「(イスラエル兵)拘束作戦が、このような結果に結びつくと知っていたら、実行しなかった」と述べた。
イスラエルのハーレツ紙は、イスラエルが、兵士と囚人の交換協議に応じる用意がある、と報じたが、イスラエル当局者は27日、「交換協議はない」と語った。
イタリアのダレーマ外相は8月24日、兵器解放に向けた「秘密」協議について知らない、と述べた。
しかし、イタリア上院委員会委員長は、ヒズボラを支援しているイランがイタリアの関与を求めている、と語った。同委員長に対し、イラン最高安全保障委員会事務局長のラリジャニ氏が、ヒズボラにイタリアと交渉するよう依頼する、と語ったという。
同委員長は27日、ロイターに協議が今週始まるとの見通しを示した。
[ロイター27日=ベイルート]
(06/08/28 12:22)
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