台湾:戒厳解除20周年記念、受刑者1万5千人に恩赦

2007/07/18 10:42
 【大紀元日本7月18日】台湾は38年間にわたる戒厳が解除されて20周年を記念に、約1万5千人を対象に減刑を行い、7月16日に第1班の減刑対象者が出獄した。

 今年7月15日、台湾は戒厳を解除して20周年になる。これを記念し、陳水扁・台湾総統は憲法の減刑規定に則り、2007年犯罪減刑条例を制定した。闇金重大犯罪、社会治安を深刻な影響を与えた犯罪、暴力型犯罪などを除いたすべての受刑者が減刑の対象になる。今回の減刑の適用範囲および幅は、死刑が無期懲役に、無期懲役が10年の有期懲役に、有期懲役はその刑期の2分の1になるという。

 台湾が現在獄中に服役する受刑者は約6万5千人がおり、今回は恩恵を受けた者は1万5千人を超え、全受刑者の約38%になる。今回の減刑は、特に人権を尊重し、社会平和を促進し、犯罪者に悔い改めおよび更生する機会を与えることが焦点となる。

 *1万人以上の受刑者が出獄

 台湾法務部の朱楠・次官は、「減刑によって出獄された人々に祝賀する。何故なら、16年間を経てやっとの減刑機会に出会ったからだ。皆さんは政府の徳政を体得し、心を入れ替えて再出発し、2度と刑務所に戻らないことを祈る」と祝いの言葉を贈った。

 16日、台湾各地では1万943人の受刑者の約半数が先に出獄した。彼らの中で、麻薬犯罪者が4973人でもっとも多く、次が窃盗犯の1910人、そして、詐欺犯罪者の690人である。出獄した多くの人は、心を悔い改めて、2度と刑務所に戻らないようにすると語った。

 台湾はこれまでに、1988年および1991年に2度にわたり、全国的範囲の減刑が行われた。今回の減刑条例は16年ぶりである。台湾法務部の「監獄受刑者が減刑による出獄および再犯入獄人数」の統計によると、減刑されて出獄した者の再犯率は、服役満期になる一般の出獄者の再犯率より低いという。

 1万人以上の受刑者が同時に減刑によって出獄することは、満員になっていた刑務所の居住条件がある程度緩和された。しかし、多くの受刑者が刑期を繰り上げて釈放されることに対して、社会安定に影響を及ぼすと懸念する者もいる。しかし、台湾法務部は、再犯率の高い麻薬犯罪および窃盗犯並びにエイズ患者犯罪者が公共衛生における影響について、関係部門および団体との協力の下に、出獄者たちが家庭、社会への戻りおよび就職などへの手助けをし、予防および再犯の抑制に努力することを示し、法律を執行する機関が厳密な監督とコントロールを行うと強調した。

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