ウクライナ大統領、共産主義の暴行を非難する時が到来

2007年11月27日 11時16分
 【大紀元日本11月27日】ユシチェンコ・ウクライナ大統領は11月24日、全世界が共産主義の暴行を非難する時がすぐ来るとし、その前にウクライナは「真っ白いワイシャツ」を着て、体の中に残っている共産政権の烙印を取り除かなければならないと発言した。また、邪悪は邪悪としか呼べず、それを支持したものも必ず罰せられるとも語った。

 ウクライナの首都キエフで24日、1932-1933年の大飢饉記念日の活動が行われた。ユシチェンコ大統領、前女性首相のユリア・ティモシェンコ氏と宗教団体代表などが参加した。

 ユシチェンコ大統領は、ボルシェビキの犯罪やスターリンの犯罪、ファシストの犯罪について、それらはすべて「人類を憎む」という共通の性質をもっていると指摘し、「全世界が共産主義の暴行を非難する時がもうすぐ来る、それがこの空間で多くの無実の人たち、例えばロシア人、タタール人、ベラルーシ人、ユダヤ人、ポーランド人やその他の民族を虐殺した」「実は私達の悲しみと怒りは孤立したものではないのだ。ここでこの広場で、すべての正義の力を合わせてこの全体主義とその生命への蔑視に反対するよう全世界に呼びかける」「私達の悲惨な歴史は全世界の民族への警告だ。私達は自分たちの苦痛や過程、悲しみを誇張したり、弱めたりしない。私達はすべての民族に教えたい、まずいっしょに共産主義の地獄を通り抜ける人に教えたい」と語った。

 大飢饉を認めるのは歴史の流れ

 ユシチェンコ大統領は、1932-1933年の大飢饉がソビエト共産党によるウクライナ人民への集団虐殺だと認めるよう国際社会へ呼びかけ、大飢饉を認めるのは歴史の流れと確信しているとし、それに賛同した国や議会に感謝し、「これは相互支持の現われであり、ウクライナの人民は永遠にそうした支持を忘れることはない」と語った。

 共産主義のシンボルを一掃

 ユシチェンコ大統領は集会で1年以内にすべての共産独裁政権の記念碑と彫像を取り除き、同時に自民族の記念碑を造らなければならないとし、「共産党の全体主義を非難する前に、ウクライナは『真っ白いワイシャツを着て』、体の中の共産政権の烙印を取り除くべきだ」と語った。

 ユシチェンコ大統領は、ウクライナの政治問題は前の共産政権が遺留した問題だとし、「共産党の全体主義は歴史のある世代の人々のつながりを切断し、私達の魂、記憶、思想、文化と言語を断ち切り、各階層の人の中で恐怖を植えつけた。今日私達はその苦い果実を味わっている。このとどまることを知らない恐怖はまさに今の政治と社会の病となっている」と話した。

 大飢饉作を認めない者は法律の制裁を受ける

 大統領オフィスは11月6日、大飢饉作を認めないものが法律の制裁を受けるという法律の条例を起草した。ユシチェンコは1+1国営テレビ局の取材を受け、「あなたは歴史を知らなくてもいいが、民族の道義上で大飢饉の被害者を尊重しなければならない」と語った。

 ユシチェンコは、イスラエル人は大虐殺で死んだ人を非常に尊重していることから、彼らに見習わなければならないとし、また邪悪は邪悪としか呼べず、別名で叫ぶことができない、それを支持する人もきっと懲罰を受けると語った。

 1931年~1933年のウクライナの大飢饉で、1千万前後のウクライナ人は餓死した、その中に4百万の児童を含む。ウクライナはかつてヨーロッパの「パンのかご」と称されていたが、1930年代ソビエト政権は農村で強制的に集団化運動を推進して、農民の蓄えた食を奪い去り、そのため大飢饉を引き起こした。ソビエト時代では、ウクライナで3回大飢饉が発生したが、1932-1933年代は最も深刻である。
大飢饉記念日の活動 (撮影: Vladimir/大紀元)


大飢饉記念日の活動 (撮影: Vladimir/大紀元)


大飢饉記念日の活動 (撮影: Vladimir/大紀元)


大飢饉記念日の活動 (撮影: Vladimir/大紀元)


大飢饉記念日の活動 (撮影: Vladimir/大紀元)


前女性首相のユリア・ティモシェンコ氏も活動に参加した=前列の右2=(撮影: Vladimir/大紀元)



 
(記者・鄭国、翻訳・金本)


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