【大紀元日本2月22日】最近中国で発生している雨や氷雪災害で中国の森林の10%が深刻なダメージを受けた。林業の直接経済損失は573億円に達し、凍死または凍傷を受けた重要野生保護動物は3万頭を超える。被害の大きい湖南省郴(ちん)州の生態は20年後退し、将来の木材供給がさらに不足する。
中国政府のメディアによれば、国家林業局副局長・祝列克が昨日19日記者会見において、湖南省、貴州省、江西省等19の省区市で雨や氷雪で被災した森林面積は2・79億畝(ムー:1ムーは6・667アール)に達したと伝えた。これは全国の森林総面積の10%を占め、退耕還林(転用した農地を森林に戻す)行程総面積を上回り、全国の森林面積増加5ヶ年計画分に相当するという。
報道では、損害を受けた林業従事者は非常に多く、湖南省だけでも924万人にのぼる。被災した地区の林業従事者や林業の収入は全体の50%を占めており、今回の深刻な災害は2008年の収入が減るだけでなく、今後3年から5年の林業従事者の収入に影響するものと見られている。被害の大きい地区の局部地区ではこの先3年から5年の木材生産力も影響を受けるという。
祝氏は、今回の林業が受けた被害は歴史的にも珍しく、災害総損失における林業の損失比重は大きく、約4割から6割である。被害の深刻な国有林は1781ヶ所、苗圃1200ヶ所。中でも広東南嶺国家森林公園は9割以上の木がダメージを受けているという。
生態系が20年後退、材木供給問題
国家林業氷雪災害考察グループ長・尹偉倫氏は「雪害により湖南省郴(ちん)州の森林生態系を大きく破壊され、少なくとも20年は後退した。局部地区では30年から50年回復に要する。調査により、湖南省の177ヶ所の国有林、99ヶ所の苗圃、114ヶ所の森工企業や採育場、12ヶ所の国家クラス自然保護区、33ヶ所の国家森林公園が被害に遭った事が確認された。材木の苗木、森林防火基礎施設などはすべて深刻な被害を受けている」と話している。中でも竹林資源の損失が最も大きく、経済損失は120億元を超える。
専門家グループは、「もし今春広範囲に被害を受けた森林に植林補充が間に合わなければ、今夏の増水期には土石流、水土の流失など深刻な地質災害が引き起こされる」と述べている。さらに山野の到る所で草木が枯れ、一旦火気に触れれば火災を引き起こすだろうと話している。13日から今までに当地ではすでに15回の火災警報或いは火災が発生し、面積200畝近くが焼けた。
祝氏は、災害区における林業従事者の今年の収入の大幅な減少と今後3年から5年の収入も影響を受けること、数年先の木材供給の矛盾がさらに大きくなることを予測している。
(翻訳・坂本)
(08/02/22 11:03)
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