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懲役15年が言い渡された鐘東凡(オレンジカントリーの記事より転載)

米裁判所、中国当局のスパイに15年の懲役刑

 【大紀元日本2月12日】スペース・シャトルなどの機密情報を中国当局のために盗んだとして、 米国カリフォルニア州の裁判所は8日、ボーイング社の元エンジニア、在米中国人・鐘東凡(チョン・ドンファン)(男性、73歳)に15年の懲役刑を下した。罪状は産業スパイ法違反である。

 検察側の起訴状によると、同容疑者はボーイング社やロックウェル社に在職中、30万ページの機密資料を窃取した。内容は、デルタロケットや、スペース・シャトル、F15戦闘機、B-25爆撃機などの関連情報にあたる。

 鐘容疑者は中国生まれ。1962年に台湾から米国に移住し、米国籍を取得した。2002年までボーイング社に在職、定年退職後、契約社員として同社に最雇用され、2006年まで勤めていた。

 鐘容疑者の犯行は、同じく在米中国人である麦大智(マイ・ダーチ)容疑者のスパイ案件調査の際に偶然に発覚したという。米捜査当局が押収した一部の手紙や、名簿、資料から、鐘容疑者と中国当局幹部とのつながりを突き止めたもよう。

 米国司法省グレッグ・ステープルズ副長官は、同容疑者に関して、米国を裏切ったと同時に、300万ドル以上の個人資産を築き上げたと発言した。

 判決を言い渡すにあたり、米国の裁判官は、これ以上スパイを米国に送り込むなという、中国当局をけん制するメッセージも陳述した。

 代理弁護士によると、鐘容疑者は上訴する意向。

 麦大智に対しては、2007年9月、米国裁判所は、懲役24年5ヶ月、5万ドルの罰金の判決を下している。中国当局に、米国最新のミサイル追撃システムの機密情報を提供したことが罪状だった。

(翻訳編集・叶子)


 (10/02/12 07:50)  





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