読むのに1時間 世界一長い名前の持ち主

オーストラリアのある男性が、ギネス世界記録の認定を受け、「世界で最も長い名前」を所有しています。その名前には2,000以上のミドルネームが含まれており、彼は最近、自分のフルネームを約1時間かけてすべて読み上げました。

ギネス世界記録の公式サイトによると、ウォトキンスというこの男性は、1990年3月に法的な改名を申請し、名前と姓、そして2,251個のミドルネームを含む、合計2,253文字にも及ぶ名前に変更しました。これにより、彼は「世界で最も長い名前」を持つ記録保持者となりました。

ウォトキンス氏は、改名の手続きは非常に長く困難な道のりだったと語っています。フルネームをすべて入力してもらうため、数百ドルを支払って他人に依頼したこともあったそうです。当初、申請は地方裁判所で受理されましたが、その後、登録総局(出生・婚姻・改名などを管理する行政機関)によって却下されました。

しかし、ウォトキンス氏は諦めず、ニュージーランド高等法院(ウォトキンス氏はニュージーランド生まれ)に上訴しました。高等法院は、彼には改名する権利があるとの判断を下しました。

ところがその後まもなく、当局は同様の行為を将来ほかの人がまねできないようにするため、関連する2つの法令を改正しました。

当時、市立図書館で働いていたウォトキンス氏は、本の中から数多くのミドルネームを自分で選びました。その中には英語の名前もあれば、ラテン語の名前、《聖書》に登場する名前もあります。また、一部の名前は同僚たちが付けたものだといいます。

彼は、結婚式の際、司式者が彼のフルネームをすべて読み上げ終えるまでに20分かかったことを明かしています。しかし、自分自身で全文を読む場合は、それ以上の時間がかかるそうです。

ギネス世界記録は、彼にカメラの前でフルネームを読み上げるよう依頼しましたが、その結果、読み終えるまでに約1時間を要しました。ウォトキンス氏は、自分の名前の中には正確に発音できないものもあるかもしれないと率直に認めています。また、長年経ってもフルネームを完全には覚えきれていないため、書類を見ながら読む必要があったと語っています。

映像の中で彼は、次のように話し始めています。「よし、では始めます……Laurence Alon Aloys Aloysius Alphege Alun Alured Alwyn Alysander Ambie Ambrose Ambrosius Amias Amiot Amyas Anders Andre Andrea Andreas Andrew Andy Aneirin Anguish Anleifr……」

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ウォトキンス氏は同サイトに対し、次のように語っています。「私は昔から、人々が追い求める奇妙で風変わりな記録に強く惹かれてきました。どうしてもその一員になりたかったのです。『ギネス世界記録大全』を最初から最後まで読み、破れそうな記録がないか探しましたが、私に唯一可能性があったのは、当時の記録保持者よりもさらに多くの名前を追加することでした」

また、自分の名前の数を人に伝えると、たいていの人が信じられないという反応を示すそうです。そして、この非常に長い名前がもたらす最大の課題は、政府機関とのやり取りだと述べています。どの身分証明書にも彼のフルネームを収めることができないためで、それも無理はないことだと語っています。

(翻訳編集 井田千景)

陳俊村