習夫人、天安門事件の熱唱写真がインターネットに流出 

2013年03月29日 14時29分
ツイッター上で流出した、彭麗媛氏が戒厳部隊の前で熱唱する写真

【大紀元日本3月29日】習近平国家主席の初の海外訪問に同行し、ファーストレディとして華麗なデビューを飾った彭麗媛夫人。しかし当局にとって不都合な写真がミニブログ・ツイッター(Twitter)や中国の人気ミニブログで流出した。夫人が1989年の天安門事件の際、戒厳部隊の前で熱唱する姿だ。

 写真は、熱唱する夫人の姿を掲載した軍事雑誌の裏表紙を撮影したもの。撮影者はある新聞の記者とされる。記者によると、数年前にそれを自身の中国ミニブログに投稿したが、まもなく削除した。しかし最近、ツイッターなどでこの写真が流出した。

 写真には、天安門広場で軍人の前で歌う軍服姿の同氏が映っている。「青年歌手の彭麗媛が天安門広場で戒厳部隊のために歌声を披露」との説明がついている。

 ツイッターは中国でアクセスが規制されており、この写真は中国では拡散していない。中国国内のミニブログでは、写真は早々に削除された。

 当局は今でも天安門事件の再評価を拒み、一貫して武力弾圧の正当性を主張している。党の決定を支持し、兵士を激励するために熱唱する夫人に何の落ち度もないはずだ。写真の削除について、香港誌「開放」の蔡咏梅編集長は「指導者の誰もが天安門事件を党の汚点と認識し、それに関わりたくないとの心情の反映ではないか」と指摘する。

 「上の指示に従い歌っただけ」と写真は夫人の政治的立場を反映するものではないと擁護する声があるが、中国の「ソフトパワー」をアピールする存在として大いに期待されている夫人だけに、過去を映す写真の思わぬ流出はファースレディの道に影を落とした。

 (翻訳編集・高遠)
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