自由社会よ、中国激変の歴史的瞬間を見逃さぬよう

【日本大紀元4月22日】『共産党についての九つの論評』がますます広がっていくにつれ、中国共産党離脱者も継続的に上昇している。こういった事実は、中国大陸と世界中の華人にその関心と思考を促した。それと同時に、西側自由社会の有識者も『九評』(『共産党についての九つの論評』)と中国共産党離脱の時代潮流の歴史的意義を感じている。

4月18日、ビリングガゼット(Billings Gazette)の「読者投書」欄に、カサリン・カンバス氏(Katherine Combes)の文『共産主義体制の中国は激変中』が掲載されている。本文で、カサリン・カンバス氏は、西側自由社会の人達は中国の驚天動地な歴史的激変の瞬間を見逃してはならないと呼びかけている。

カサリン氏は、次のように指摘している。多くの人は中東地区の民主化の趨勢に対しさまざまな意見を述べ、または東欧諸国(前共産党国家)に起こっている平和的な政権交替に注目を集めている。しかし、多数のマスコミと専門家はやはり物語の全部を目にすることができない。今現在、中国では暗流がわき返り、その勢いは留まるところを知らない。

最近、ある中国語系の新聞で『共産党についての九つの論評』を掲載し、中国共産党の本質を暴いた。本論評は、共産党誕生の歴史、中国共産党の暴政、及び中共がいかに法輪功を迫害し、中国伝統文化と宗教を破壊しているか、さらには中国共産党が無数の群体絶滅罪に対して背負うべき責任等について述べている。

カサリン氏は、このシリーズ社説が中国本土と世界中の華人に迅速に伝えられ、正しく西方のことわざ「鋭利なる文筆は利剣で悪龍を斬るに勝るものなり(ペンは剣に勝る)」で言うようなものだ。『九評』が世に出て以来わずか数ヶ月、すでに50万人(今日現在100万人突破=編者注)が共産党離脱した。中国共産党の指導部は、もはや乾坤一擲の絶望事象を呈している。今、読者はネットで、多国語に翻訳された『九評』およびこの歴史的大著にもたらされた社会的反応等を読むことができる。しかし、残念のことに、西側では中国で起こっているすさまじいこの歴史の激変に注目している者は、依然として数少ないようだ。

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私は経済記者として1990年代後半から日本経済、そしてさまざまな産業を見てきた。中でもエネルギー産業の持つ力の巨大さ、社会全体に影響を与える存在感の大きさが印象に残り、働く人の真面目さに好感を持った。特にその中の電力産業に関心を持った。