米・国務次官補、日中関係に懸念を表明

【大紀元日本6月2日】米国ラジオ局「ボイス・オブ・アメリカ」の報道によると、米・ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は26日、下院外交委員会のアジア太平洋小委員会での証言で日中関係に触れ、両国は平和的に問題を解決すべきであると述べた。

ヒル次官補は証言の中で、日中両国の政治的観点の違いが両国の関係に大きく影響していると指摘。さらに、教科書問題や尖閣島問題、東シナ海のガス田開発問題、中国の台湾政策、日本の国連常任理事国入りへの反対と最近の反日デモなどの問題をあげ、両国は平和的な対話を通じて問題を解決するべきであると述べた。

さらに、日中の健全な関係は東アジアの安定と繁栄にとって非常に重要であり、安定した日中関係を築いてほしいと述べた上で、呉儀副首相と小泉純一郎首相の会談が実現されなかったことに遺憾の意を表明し、「ハイレベルでの対話を通じて全ての問題を解決するように」と提言した。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。