中国:幹部の出国を厳しく規制

【大紀元日本6月21日】中国公安部からの情報によると、政府は最近、政府幹部出国規制をひそかに強めているという。出国手続きが増えるほか、全ての党、政府と軍隊の幹部たちが、公安部にパスポートを申請する前に、仕事先の許可を取ることを要求され、また、帰国後、パスポートを仕事先に渡すことになっている。再度出国の場合、再び上司からの承認と許可を取ることが必要である。特に、副庁レベル以上の幹部が厳しく規制される対象となっているようだ。情報提供者によると、幹部出国規制の背景には、中国内外で広がっている脱党ブームと、最近オーストラリアでおきた一連の政治亡命事件があるという。

また、中国海関総署の情報によると、7月1日から空路で中国を出入りする旅行者に対して、「海関入出関申告書」の書き込みが要求される。今後、入出関の申告は、空路から更に陸路と海路まで適用するという。

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