ワシントンポスト:中国浙江省農民運動、反共産党の大勝利

【大紀元日本6月23日】ワシントンポスト6月13日付の報道によると、中国浙江省の農民は近くの工業団地の汚染問題で、抗議デモを行い、鎮圧に来た警察を撃退して工場の生産停止に成功したという。ワシントンポストは、これは共産党政府に対する貴重な勝利だと今回の村民らの勝利にエールを送った。

同紙の報道によると、中国浙江省東陽県画渓村は近くの竹渓工業団地の廃水と排気ガス問題に長い間、悩まされていた。村民らは政府に陳情したが、無視されつづけてきた。今年3月から彼らは工業団地の外テントを張り、従業員と物品の出入りを遮断し、事実上工業区を封鎖した。4月10日に現地政府が3000人の警察官を動員して村民らを排除しようとしたが、近くに住む2万人村民は集結し、警察を現場から追い払った。この衝突で、数十人が怪我を負ったという。

衝突の後、現地政府は竹渓工業地区内の13工場の中の6工場に移転を命じた。農民と話し合った結果、工業地区外周で張られたテントが取り除かれた。

同紙は、今回の事件が中国の将来に影響を及ぼす新たな力を生み出す可能性があると見ている。中国の経済が急ピッチで進んでいる反面、貧富の格差など社会問題も蓄積されつつある。抗議デモが多発しているが、政府の弾圧によって失敗に終わってしまうのが殆ど。こうした中で、今回の事件は共産党政府に大きな揺さぶりをかけたに違いない。

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