中国広西:百年ぶりの大洪水、10万人が避難

【大紀元日本6月23日】大雨の影響により、広西自治区の西江とミン江の両河川が氾濫し、中国東南地区に起きた百年ぶりの大洪水は、現地に甚大な被害をもたらしている。同自治区において、洪水は22日午前6時50分から、西江梧州市内の東に浸入、建物の三階まで上った。梧州市内は緊急避難宣告が出され、10万人の住民が市内から緊急避難した。洪水の水位は、更に上昇中である。

中国水利部の発表によると、22日現在,西江上流の水位は25.74メートルに上昇し、警戒線より8メーターも超えているという。

気象部の予報では、西江の洪水は更に広東省に広がり、今後の数日間、広東、広西、福建の三省は大雨の警戒が必要で、土砂崩れの注意を呼びかけている。

今回の洪水は、すでに中国の東南各地で44人が死亡、5万件の建物と32万ヘクタールの農作物に損害が出ており、50万人の生活に影響を与えている。被害総額は、約16億人民元(200億日本円相当)に上ると言われている。

広西梧州、6月22日(博訊)

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広西梧州、6月22日(博訊)

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