中国製ビール、9割強に発ガン物質

【大紀元日本7月11日】ある中国ビール研究家が先月、中国製ビールメーカーの95%が発ガン物質である「ホルムアルデヒド」を安定剤として使用していることを暴露した。

環球時報の報道によると、6月中旬、同編集部に一通の手紙が届き、ビールメーカーが、コストを節約するために発ガン物質であるホルムアルデヒドを安定剤として使用していると書かれていた。ビールの製造過程で発生する沈殿物を除去するために、安定剤は一般的にも使用されている。しかし、国際的に適用されているシリコンやPVPP(ポリビニルポリピロリドン)などの安定剤の価格は、ホルムアルデヒドの数十倍であることが、その後の追跡調査により判明した。

ホルムアルデヒドは、国際ガン研究機構において発ガン物質と認定され、ヨーロッパではビール製造に使用することを禁止している。ホルムアルデヒドの大量摂取は肝臓の負担を増加し、生殖能力にも影響を及ぼすと言われている。

2003年3月、中国深セン市の金威ビールは、発ガン物質であるホルムアルデヒドの使用を中止すると発表した。業界内においてはじめての快挙だが、同業者らからは罵声を浴びせられた。中国造酒工業協会ビール分会の事務長・杜律氏は、中国産ビールの95%にホルムアルデヒドが使用されていると明言した。

一般の消費者からのアンケートの結果、ほとんどの人がホルムアルデヒドを知らなかった。あるタクシー運転手は、夏は毎日、2本のビールを飲み続けてきたという。どれだけのホルムアルデヒドを摂取したであろうかと、彼は不安を隠しきれない様子だった。

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