文化外交戦略、東アジアを重点

【大紀元日本7月12日】「文化外交の推進に関する懇談会」(座長・青木保青木保法政大特任教授)の第七回会議が11日、総理大臣官邸で開かれ、同懇談会報告書「『文化交流の平和国家』日本の創造を」をまとめ、青木座長から小泉純一郎総理に手渡された。

報告書は、東アジアを文化外交戦略の重点地域と位置付け、文化面での国際協力で共通の価値観を醸成していくことが重要と提言。 報告書を受け取った小泉総理は、「外交というと、安全保障や経済といったことに焦点が当たりがちであるが、日本は、文化やスポーツといった魅力の面で、我々も気づかない大きな魅力を持っている。日本のこのような素晴らしい点を発信していくこととともに、外国からも人々を積極的に受け入れていくことが大事だと思う。このような意識をもって政府としても懇談会の提言を受け止めていきたい」と述べた。

この懇談会は、文化交流を通じて国際関係改善をテーマに昨年12月に発足、靖国問題などをめぐり中国や韓国などで反日運動が高まるなか、各界の有識者ら14人と首相はじめ、官房長官や外務大臣など政府首脳が8人が議論を重ねてきた。

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