2004年群衆抗争記録 中共による内部危機の転嫁に台湾が関心

【大紀元日本7月22日】 中国大陸において、近年立て続けて発生した群衆抗争について、台湾行政院大陸委員会(以下、陸委会)主委呉氏はこのように述べた。「台湾は中共が民族主義を利用して内部危機を転嫁し、台湾をスケープゴートに仕立てるのか、について強い関心をもっている」という。

台湾陸委会の最新資料によると、2004年以来、中国大陸において発生した重大な群衆抗争、動乱事件は少なくとも50件、参加者は1,300,000もの人々にも上っている。発生した省には、広東、広西A福建、浙江、江蘇、江西、安徽、四川、湖北、湖南、北京、河北、河南、陝西、遼寧、内蒙古、黒龍江等18の省が含まれており、中共は最近になってメディア及び言論の自由への制限を更に強化している。

さらに、呉氏は次のように強調した。「中国大陸各地ではデモ抗争事件が引きも切らず発生を続けている。事態が進展するにつれ、中国大陸は民族主義感情を利用して、これを国内の不満を転嫁するのではないかということについて、我々陸委会は強い関心を持っている。国内の社会問題が非常に深刻な状態に陥った中国大陸に、台湾がスケープゴートにされることを我々は希望していない。」

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