新たな小国誕生間近、人口一万人未満

【大紀元日本8月2日】中広新聞の報道によると、南太平洋にあるニュージーランドのトケラウ諸島が憲法草案を起草し、独立宣言を準備中である。

さんご礁によってできた島々から成るトケラウ諸島は、その国土の最も広い場所で幅200m、最も高い場所で海抜5mである。人口は9,000人程度だが、8,000人以上がニュージーランド、オーストラリア、サモアに住んでおり、国内には1,000人程度しか居住していない。狭すぎてそんなに人が住めないのである。

トケラウ群島は260年前に英国海軍によって発見され、英国の保護領下に置かれた。1926年、英国は同諸島の管轄権をニュージーランドに委譲。以来、トケラウ諸島はニュージーランド領になっている。

現在、トケラウ諸島は憲法を起草し、独立宣言の準備中であるが、独立した場合には国連の最新加盟国となり、また同時に世界最小の国の一つとなる。しかし、仮に独立しても、島々からなる小国は国家経済と国防を外国に頼らざるを得ないという現状があり、また地球温暖化の影響で海の水位が上昇し、数十年後あるいは数百年後には島々から成る国は海に沈んでしまう恐れがある。さんご礁の島々が独立することは歓迎すべき事であるが、心配の種は尽きないようだ。

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