【インタビュー】何清漣:人民元切り上げに踏み切った原因及び中国経済に与える影響

【大紀元日本8月3日】中国人民銀行は7月21日、通貨バスケット制を導入することを発表。そのため、米ドルに固定されていた為替も1米ドル=8.2765元から1米ドル=8.1100元に2%切り上げることになった。中国の著名な経済学者、米プリンストン大学客員研究員の何清漣氏は、大紀元記者のインタビューに対して、中国人民元切り上げの背後に国際的圧力もあったが、実質上、中国国内経済の圧迫が強まったからだと指摘。同氏は、インタビューの中で中国政府が人民元の切り上げを政治化したこと、切り上げが中国経済に与える影響などについて分析した。以下はその主な内容である。

中国国内経済の圧迫が人民元を切り上げた

人民元の切り上げは大勢のおもむくところであり、国際社会からかねてから切り上げるように圧力がかかっているが、切り上げに踏み切った本当の理由は国内経済圧力である。

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