上海住宅市場予測:9月に急落 住宅価格が3割下落

【大紀元日本8月8日】今年の9、10月期において、上海の分譲住宅は供給のピークに達する。これに、上半期の市場で未消化の大量の在庫物件が加わり、市場における供給量は需要を大きく上回ることになる。大幅に価格を下げて販売を促進することは、すでにディベロッパーの心理にあるようだ。経済学者・陶冬氏の予測によると、上海の不動産市場は短期的な急落期に入るという。

現在の懸念は、購入者とディベロッパーの繰り広げるゲームの中で一体誰が持ち堪えられるかということである。これは、時間と利益のバランスに関わる問題である。普陀万里地区で物件を販売している大華愉景華庭、頤和華城、万里雅築等の価格はすべて2000元/㎡以上も下落した。また、宝山大華の一部である楓庭麗苑、濱江雅苑等の物件についても3000元/㎡近くも下落している。

このうち、万里雅築は、更に「底値伺い」に近い8500元/㎡で販売され、一週間以内に117件を販売、今夏における新築物件の販売量トップを占めている。万里雅築による必死の値下げ販売から伺えることは、こうした幅の大きい価格調整の出現、特に「心理的な最低価格ライン」を突破した物件に対しては、明らかに購入者の反応があるということである。

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