広島:「九評」シンポ開催、中共の本質を暴く

【大紀元日本8月10日】新唐人テレビの報道によると、「九評共産党」シンポジウム(主催・大紀元時報・購読者の会)が8月7日午前、広島市市民交流センターで開かれた。地元広島をはじめ、東京、大阪、熊本など日本各地から100人あまりが参加し、中国共産党の失政を暴露し、核兵器戦略の真意を明らかにするなど、核心をついた発言がなされ、活発に意見が交わされた。

発言するケン医師(手前)と大学講師の孫氏(新唐人テレビ)

医師・ケン立学氏はスピーチの中で、「私たちは皆、中国共産党の被害者であるが、協力者でもあった。中国共産党は、詐欺まがいの洗脳教育と残虐な手段で独裁を維持してきた。『苦しい過去を思い出し、今の幸福に感謝』という言葉で全国民を洗脳し、『台湾人民は深刻な衣食不足に直面している。台湾を解放して、台湾人民を苦しい生活から救い出そう』など、政府による数多くのでっち上げの宣伝をいまだに覚えている」と暴露した。1958年、中国共産党の失政により発生した「3年間大飢餓」で3000万人の中国人が餓死したが、家族全員が草の根や、樹皮を主食にし、餓死から逃れた当時のつらい体験を語り始めると、ケン氏は、思わず涙で言葉を詰まらせた。

日本の大学で教師を勤める孫さんは、全世界が核兵器に反対する情勢の中、中国軍部高官らが核兵器による攻撃という衝撃的な発言をしていることについて語った。孫さんによれば、去年から始まった全世界での「脱党ブーム」が、中国共産党を根幹から揺るがせる運動であるため、中国政府が崩壊を免れようと、必死になって矛先を変えているためであると分析した。「九評共産党」は中国共産党の致命的な弱みを暴露しており、抵抗しても無駄で、その独裁政権の崩壊が早まるだけであると指摘した。

中国延辺大学化学部の元党副書記であった朴龍鶴博士が発言し、「私は、中国共産党からの脱党を決意し、延辺大学へ手紙を送った。その後、大学の党委員会が私に連絡してきて、中国共産党からの離脱を止めるようにと電話での説得が続いた。私は中国共産党の邪悪な本質を認識した以上、一日でも早くこの党との関係を絶ちたいと思った。最後には私の決意に負けて、大学の党委員会は私の脱党を『承認』した」と述べた。

この日は午後から、中共脱党者300万人応援パレードが、広島市中央公園からスタートし、市民の注目を浴びた。

市民の注目を浴びた、300万脱党応援パレード(新唐人テレビ)

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