中国の皮膚炭疽病、 台湾疾病管制局が警戒

【大紀元日本8月13日】中国遼寧省沈陽市にある新民氏大民鎮で皮膚炭疽病感染が発生し、今月6日時点で12件の感染が報告されている。台湾ではしばらく炭疽病が発生していないことを鑑み、台湾疾病管制局は厳格な感染の監視・抑制に努めるほか、民衆に対し、中国大陸旅行の際には十分注意し、安易に動物に接触しないよう呼びかけている。

疾病管制局副局長・施文儀氏が述べたところによると、中国はもともと皮膚炭疽病の感染地区で、毎年の死亡者は10~20人前後となっている。台湾地区については、近年しばらく病例は発生していない。最近の病例として、民国88年に北投梅花馬牧場の馬一頭が感染したと報告されている。

炭疽病は炭疽桿菌が引き起こす人畜共通の伝染病で、ヒトは、感染動物の毛皮、肉、血液または分泌物に直接ないし間接的に触れることで感染する。しかし、人と人の間では直接感染しない。

(自由時報記者洪素卿/台北報道)
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