北京 炭疽病の大規模感染の発生を否定

【大紀元日本8月19日】中国衛生部は17日、中国において炭疽病の感染が全国的に発生しているとの情報を否定し、衛生部は、炭疽病を単なる通常の伝染病の一つと見なして監視を実施すると述べた。VOAが伝えた。

中国衛生部報道担当室の責任者が水曜日に述べたところによると、衛生部は、火曜日に7つの省・市において炭疽病の感染状況に関する監視を実施すると宣言した。しかし、炭疽病がこれらの地区で集中的に発生しているとは述べなかった。

この官員によると、炭疽病の監視は、通常の伝染病の監視に属するもので、衛生部は、監視のための計画を更に打ち出していくこととしている。

国連食糧農業機関(FAO)の官員によると、彼らは、中国の一部の地域において、最近になって炭疽病の感染が発生したということしか知らず、その他の状況については全く知らないという。

*食糧農業機関は感染を認識*

国連食糧農業機関動物衛生部の上級官員ルブロスは、取材に対し、食糧農業組織は、数日前に中国の一部の地域で炭疽病が発生したということしか知らないと述べた。

彼は次のように述べている:“我々食糧農業機関が知っているのは、だいたい8日から10日前に、中国東北地区で炭疽病の感染が発生したということで、中国当局は、この感染については基本的に制圧されたと述べていた。この地区以外の感染状況について、我々食糧農業機関は全く知らない。”

新華社が伝えたところによると、炭疽病の感染状況の動態と発展パターンを把握するため、衛生部はさしあたって甘粛、内モンゴル、遼寧、貴州、四川、重慶や青海の7つの省、市、自治区が選ばれ、監視業務が展開されることとなる。

中国政府の発表は裏を読まなければならないと言われており、その面からまず東北地方で発生し完全に制圧したと発表されているものに対し全国規模の監視を行うという発表が行われたことは各地区での感染が起こっていると考えるべきかもしれない。

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