中共軍台湾攻撃の疑似作戦訓練写真、ネットにリーク

【大紀元日本8月25日】博迅新聞ネットによると、中露合同軍事演習のさなかの22日、人民解放軍が台湾攻撃中に遭難した兵士の救助を想定したシミュレーション作戦の演習訓練写真が国内の軍事関連サイトでリークされた。同日、台湾では中共軍の攻撃を受けた場合、台湾軍人は約4万人が戦死、民間人は20万人以上が犠牲になるとの推測が報道された。

リークされた写真は、中国大陸人民解放軍部のある集中訓練中に撮影されたもので、台湾攻撃時、「水難に遭う負傷兵士を救護する」想定の作戦シミュレーションを演習している場面。スクリーンに映し出された図面では、一部の地名が見えないものもあったが、中国浙江省の舟山軍部基地や、福建省の平譚島と中国軍艦の配置状況がはっきりと確認できる。

図面からは、中国海軍の1つ目の攻撃目標は台湾の基隆から桃園観音までの地域で、もう1つの攻撃目標は新竹県地区であることが見て取れる。南台湾の軍艦配置の部分は、撮影の角度のため確認できない。また、中国福建省の平譚島海域で、後方援護部隊のような艦隊が駐屯しているようである。

写真提供者は詳細を明かしていない。

また、台湾の東森新聞によると、台湾軍部高官は、台北市と高雄市は中共の重点攻撃地区のため、合計で推定2万3千人の台湾兵士が戦死すると予測した。台湾軍部の分析では、台湾の国土が狭い上、人口密度が高い、都会と農村部が接近しているため、民間人の死亡は軍人の3-5倍となり、20万人以上に達すると見込んでいる。台湾国防省は関連報道の情報を否定していない。

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