国境なき記者団:IOCに請願、「中国は人権侵害の金メダリスト」

【大紀元日本9月24日】「国境なき記者団」は8月、国際オリンピック委員会(IOC)ジャック・ロゲ会長に対し、「中国は人権侵害の金メダリスト」と題した請願書を4,000人の署名と共に提出し、中共政府に対して報道の自由を求めた。

同団は、世界で記者と評論家を最も多く監禁しているのは中国であり、海外メディアのウェブ・サイトも、数多く当局に封鎖されたと指摘した。外国人記者は中国での取材を制限され、いつでも逮捕される危険性があるという。

例えば、「BBC国際部」のジャーナリスト二人が今年の7月、「地上げ屋」が雇った暴漢らによる農民の大量虐殺事件を調べていたところ、北京郊外の数キロ地点で警察に逮捕され、裸にされて尋問されたという。

同団は、2008年に予定している北京五輪の開催期間中に於いても、厳しい規制の中で報道しなければならないと懸念している。同団が何度もロゲ会長に対して会見を求めたが、未だに返事がないという。

IOCは北京五輪の祝賀ムードに浸って、報道規制の問題について触れようとしない。さらに悪いことに、IOCの上層部の中に、中国のメディア規制を「独自な政策」として認めている者がいる。

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