北京:十月一日前に抗議頻発、当局は直訴者を逮捕

【大紀元日本9月30日】中国共産党(以下、中共)が政権をとった10月1日を控え、北京に長期滞在している直訴者らによる抗議が多発している。情報筋によると、9月27日午後10時ごろ、直訴者が集中している北京南駅にあるいわゆる上訪村(地方から上京した直訴者らの集落)は、警官に囲まれ、多数の直訴者が逮捕されたという。当局は、これまでも国の記念日の前後に、反体制運動家に対する取り締まりを強化しているという。

直訴者らは最近、北京の多くの場所で抗議活動を行っている。9月24日とその翌日、中国共産党中央党校(幹部の養成最高機関)前で合計300人による抗議活動が行われ、全員逮捕された。26日、30人前後が国連人権署の前で抗議したが、その後行方不明になり、いまだ連絡はない。26日と27日の二日間、警察官は天安門で直訴者200人近くを逮捕した。直訴者によると、最近は、中南海の前で毎日600人前後の抗議者が逮捕されたという。

27日午後10時ごろ、警察官数十人と政府の警備がパートカー20数台を動員し、北京南駅近くの上訪村を取り囲んだ。現場にいる直訴者によると、多数が逮捕され、連行されたという。

直訴者によると、今回の逮捕は、10月1日前の初の逮捕だという。毎年、当局は国の記念日に当たる日を前に、反体制運動家らを監視し、拘留するなど取り締まりを強化しているという。

(記者・趙子法)
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