胡主席、ニューヨーク到着、多数の抗議者

【大紀元日本9月15日】胡錦濤・中国国家主席は国連大会に参加のため13日、メキシコからニューヨークに到着し、午後ブッシュ米大統領と首脳会談を行った。会談場所のマンハッタンのホテルの前に、抗議するチベット関係団体と法輪功の関係者ら午前9時半から横断旗を掲げ、中国国内で発生している弾圧・迫害に対する抗議活動を行った。中国領事館が組織した歓迎群衆の列も目立つ。

5時間も待たされた歓迎者ら

胡主席がホテルに到着後、会場外で5時間も待たされた歓迎者らが、胡主席が歓迎者を抜け、脇門からホテルに入ったことに不満、責任者を問いつめた。親共華僑リーダー花俊雄氏は、スピーカーで「我々にはどうしようもないこと。国家主席に会えないのは私の責任ではない」と叫び、不満の群集を静めようとした。歓迎者ら、歓迎グッズを捨て、その場を離れていった。

組織者の親共華僑リーダー花俊雄氏は、警察に不満を訴え

歓迎者多くは、大使館の募集に米国各地から来た華人で、数十ドルなどの報酬をもらっているという。トロントから来た留学生団体関係者の話によると、トロントですでに歓迎者役をしたことがあり、トロントからの飛行機代も大使館から立替られているという。

不満の歓迎者らが、歓迎用品を捨て、その場を離れた。

前駐米大使、現外交部部長の李肇星は、歓迎群集をなだめようとしたが、抗議中のチベット人に囲まれ、急いでその場から逃げた。

チベット青年代表は、抗議は午後六時まで続け、胡氏にチベット人の独立を求める意を表したいと表明。

法輪功の旗

千人もいる法輪功メンバーが、「江沢民、羅幹、劉京、周永康を法律で制裁」、「胡錦濤、神と民衆が貴方に与える時間が限られている」、「九評を読み、共産党を捨て、四百万人が脱党」などの旗を揚げた。

午前12時、中国領事館の関係者らは、胡氏の視界に抗議者らが入らないようにと警察に交渉しはじめた。交渉条件として歓迎者らも見えなくてもよいとした。

法輪功メンバーの代表は、午前9時から徹夜でこの場所を守り、胡氏がそれらの横断旗を目に入るように望んでいると語った。

(ニューヨーク=陳楽明)
関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明