中国武漢市、22年ぶりの大洪水

【大紀元日本10月8日】中国湖北省北西部で降り続く連日の暴雨のため、揚子江最大の支流である漢江の水位が22年ぶりに最高位に達し、沿岸に位置する重慶市に大洪水が押し寄せる恐れがある。湖北省当局は漢江の中流と下流の堤防を守るため6万人を投入し、武漢市も洪水の危機に対応するために、緊急動員令を出した。中央社が伝えた。

東方日報によると、湖北省防災指令センターは、今回の漢江の洪水は例を見ないほど深刻であると報道した。6日午前、仙桃地区の漢江水位はすでに35.15メートルに達し、漢川から武漢市にかけて70キロあまりの流域で最大水位の落差は10メートルに達したという。

7日の夜8時ごろには、洪水が仙桃地区の流域に押し寄せる見込みであると予測されるため、漢江水位は36メートルまで上昇し、警戒線を約90センチ超える恐れがある。武漢市の漢江水位は22メートルを超え、防災状況は非常に厳しいと予想される。

湖北省防災指令センターは、「漢江流域は都市が集中し、経済活動が盛んな人口密集地であるが、ほとんどの堤防は大規模な修繕を施したことがないため土手の防水機能が弱く、その上、河が大きく曲折しているため、ほとんどの堤防が激流による正面衝突に直面し、防災活動も危機一髪という状況にある」と予測している。

報道によると、湖北省の襄樊、荊門、孝感、武漢等地区には少なくとも6万人が堤防の守護に当たり、十堰、荊州、天門、仙桃などの各地でも数万人が動員され、1キロメートルあたり150人の守備を配置している。仙桃の杜家台地区では3千人以上の住民がすでに緊急避難し、6日の午後6時ごろ、湖北省当局は杜家台の人工支流を通じて洪水の流れを分散させることに成功したことで、武漢市の防災状況は一時的に緩和した。

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