中国:エネルギー大量消費、石油危機再発の可能性
【大紀元日本10月13日】国際原油価格が1バレルあたり60米ドルの高値が続く中、石油危機の再発が憂慮されている。台湾中華経済研究院(以下、台湾中経院)の呉恵林研究員は、すべてが中国しだいと述べ、石油危機再発を防ぐために、中国が市場の調整の役割を機能させること、または中国の経済成長を支えてきた外国企業が投資をやめる、という二通りの方法しかないと分析した。
呉氏は台湾中経院のウェブサイト「台商電子報」で、世界の石油消費問題についての分析を発表した。呉氏は、米国のハリケーン「リタ」の勢力が弱まったため、石油供給に大きな打撃を与えなかったが、予測不可能な天災の再来、中東情勢及び頻発するテロ活動などの諸因から、人々は石油危機の再発を憂慮せざるを得ないと語った。
呉氏は、もっとも注意すべきことはこの20余年以来、躍進してきた中国経済であると指摘。中国は高い経済成長率を誇っているが、エネルギーの利用効率が低いため、大量な石油を必要とし、すでに日本を超え米国に次ぐ世界第二の石油消費国となった。
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