ワシントン・ポスト:終焉間近の中共政権、世界の準備訴える
【大紀元日本10月14日】米ペンシルバニア州立大学歴史学部教授アーサー・ウォルドロン氏は11日、ワシントン・ポストで「中国に現れる民衆の力」と題する文章を発表し、中国共産党の統治はもはや長く続かず、遅かれ早かれ必ず民主的な方法で国のリーダーを決めることになるとし、それに応対するために、世界が準備をすべきだと呼び掛けた。
ウォルドロン氏によると、中国共産党は北京で大会を開いたとき、メディアが高い関心を示したのは、改革措置ではなく、政治権力であった、つまり、中国国家主席胡錦濤氏は70歳になる2010年に政治舞台を下りる際、後継者は誰になるのかという権力の問題。2004年9月江沢民は中央軍事委員会主席の職務を放れ、権力が胡錦濤主席に委譲された期間はまだ1年しか経ていないが、新聞のトップ記事ではすでに国家主席の後継者のことを論じているとウォルドロン氏は指摘した。
ウォルドロン氏は、古代の中国では新しく即位した皇帝は宮廷政治の危機に直面するが、中華人民共和国の統治者の状況は異なると分析した。古代中国の皇帝は「天命」に従い国の統治を行っていたが、20世紀初頭に「天命」の概念はすでに消え、それに取って代わったのは「人民」と「民主」とし、人民は正しい統治を示す源であり、民主は統治者を決定する方式である。また、清朝以降の統治者らもこれらの概念を口にしており、毛沢東にしても独裁専制ではあったが同様であった。
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