値崩れが止まらない上海住宅市場
【大紀元日本10月19日】国慶節の追い風を借り、10月3日、上海で“休日の住宅市場―2005年上海不動産秋季展示会”が開催された。今回の秋季展示会においては、閔行区に位置する夏朶小城が注目を集めた。夏朶小城の以前の公開価格は5700元/㎡であり、8月において団体購入者が希望価格として4000-4500元/㎡を提示したところ、きっぱりと断られた。しかし、今回の展示会において、当該物件の価格は、4100元/㎡という最低価格であり、下げ幅は1600元/㎡であった。各住宅の面積を125㎡とすると、購入者は、8月から10月までの2ヶ月間待っただけで、20万元近いお金を節約できたことになり、200㎡の大型物件であれば、32万元が節約できたことになる。
ヤフー不動産は、東方早報の報道を引用し、閉幕したばかりの展示会と、ゴールデンウィーク時における市況の比較を行っている。5月のゴールデンウィーク時の不動産市場は、人気がまばらの寂しい場面が見られたが、今回の展示会においては、これが、人波でごった返す賑やかな情景に変わった。展示会の開催組織が後に公表した数字は、同様にして、人々の心を奮起させるものであった。4日間で売れたのは2800件余り、金額にして12億元という販売実績は、人々に住宅市場の最盛期を想起させるものであった。
しかし、報道によると、この休日の住宅市場における活発な取引量について、展示会に参加したディベロッパーを含む多くの者から早速疑問が呈されている。少なくとも、ネット上における住宅の取引量から見るに、10月4点xun_ネ降に成立した取引は、10月10日に500件が成立したのを除いては、一日200件から400件余りしか取引が成立していない。これらの数字と、休日前を比べても、質的な変化は全く発生していない。