中共の白書:一党独裁を強化

【大紀元日本10月24日】年間数百万人、数万件にも上る中国民間抗議活動に直面している中国共産党(以下、中共)は19日、74ページの白書「中国的の民主政治建設」を初発表し、中共の一党専政を維持する以外に方法がなく、党の統治権を弱める可能性のある如何なる政治改革も認めないことを強調した。

ダウ・ジョーンズ・ニューズワイヤ(DOW JONES NEWSWIRES)の報道によると、白書には、腐敗や官員の職権濫用の問題に対し改革を進めると認めているが、中国で多党派の民主制度の設立は強く否定している。綱要を読めば、中国を運営しやすい独裁国家のほうへ建設し、立法と立憲の形式で中共の統治権の合法性を確保しようとしていることが明らかになった。

カナダのグローブ・アンド・メール(The Globe and Mail)の報道によると、中国政府の統計では、十年前の民間抗議事件は年に1万件しかなかったが、一昨年は5万8千件、去年は7万4千件、約370万人にものぼる。中共は増える一方の街頭抗議に不安を感じ、政府を批判する分子や評論家などの社会活動者への弾圧を強化する傾向にある。

この白書が発表された後、国際社会の注目を引き起こし、大手メディアは相次いで社説を発表、中国の民主化問題についてこの白書を強く批判している。

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