中国福建省:医療刑務所でエイズ集団感染

【大紀元日本11月16日】中国福建省の麻薬および向精神薬中毒者などを収監する医療刑務所で、エイズ集団感染が確認された。ラジオ自由アジア(RFA)が伝えた。

報道によれば、福州市儒江村にある福建医療刑務所で昨年から、収監者に発熱、リンパ腺の炎症などの症状が相次ぎ、所内の検査で少なくとも54人がエイズに感染したことが確認された。収監者の家族によれば、感染者は54人に留まらず、100人を超えている可能性があるという。

情報によると、エイズに感染した18人の収監者が先月20日、当件の調査担当者である福建省労働矯正局紀委書記・黄石庚(フゥアン・シゲン)氏に対して面会を求めたが、拒否された。また、病院側が病状の悪化で倒れた収監者たちの入院を拒否したことがきっかけとなり、刑務所内で自殺を図った者が出たという。刑務所側は大量の警察官を派遣し、不満を持つ収監者に対して、催涙弾および警棒による鎮圧を行った。18人のエイズ感染者が監禁されたという。

情報によれば、所内感染のルートは収監者らによる注射針の共用や、収監者が刑務所に持ち込んだ薬物を使用した事によるものとみられている。実際、収監者たちは剃刀も共用していることが判明した。刑務所側は、所内の管理がずさんだったことを認めたという。

事件発覚後、刑務所側は大幅な人事異動を行った。収監者らの家族が数度にわたり中央および福建省関係部門に対して、治療と賠償を求めたことで、メディアの関心が集り、事件が発覚したという。

刑務所側は一部の感染者に対してC型肝炎などの疾病による早期釈放を行った。

情報によると、雲南省でも同様の事件があり、170人を超えるエイズ感染者が確認されているという。

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