中国江西省:屋外で不安生活の住民、当局は記者の撤退を要求

【大紀元日本11月28日】中国地震局によれば、26日午後2時に発生したマグニチュード(M)5・7の地震で死者14人、負傷者8000人以上、うち20人が重傷、損害または倒壊家屋は16万戸以上、約280万人が一時避難。地震発生後の余震は42回に上り、江西省では1949年以来最大の地震であった。

40万人が屋外生活、当局は記者らを撤退要求

もっとも被害の大きい同省九江市や瑞昌市の多くの住民は、余震を恐れ、同日夜から27日にかけて気温9度しかない屋外でテントをたてて避難し、または野宿した。中国地震専門家は、余震による死傷者を減少するために、住民らに対して屋外への避難を勧め、少なくても40数万人は地震発生後から3日間の間に屋外で過ごさざるを得ない状態になろうという。

地震発生後、政府側の対応が遅れたことに対して住民らは怒りを覚えた。また、地震に関する正しい情報は即時に入手できず、住民はうわさに惑わされ精神的な不安を訴えたが、当局は無視。中共中央宣伝部はすでに外部からの記者に対して地震発生区から撤退する通達を出したという。

湖北省、学生達将棋倒し事故

九江市から約50キロを離れている武穴市龍坪鎮は湖北省ではもっとも被害の大きい地区で、地震発生時授業中の学生らが避難する際将棋倒しになったため、103人が重軽傷を負った。他の地区でも同様の事故が起き、47人が重軽傷、1人が危篤状態。現在、武穴市のすべての小中学校が休校となった

11月26日の地震により湖北省楊新県浮屠中学生らが避難の際、将棋倒しになり47人が負傷した(大紀元)

地震で損害を被った家屋(Getty Images)

負傷者であふれる病院(Getty Images)

瑞昌人民医院の看護士らが救急用テントを設置(Getty Images)

瑞昌市では殆どの住民が野宿した(Getty Images)

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